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暑さ対策の「ネッククーラー」。実は子どもに使用するには注意が必要!?やりがちNGをチェック!

  • 2024.8.6

保育士の中田馨さんが、大人気のネッククーラーについて教えてくれました。今年は猛暑が続いているので、子どもへの暑さ対策にネッククーラーを使用しているという方もいることでしょう。安全面についてなど、ぜひ確認してみてくださいね。

こんにちは! 保育士の中田馨です。毎日暑い日が続いていますね。私も、出勤したら「暑いねぇ!」と言うのが口癖になっています。暑い夏を少しでも心地よく過ごすためにも、エアコンや扇風機、すだれなど夏のアイテムがあります。その中でも近年よく見かけるアイテムの1つが「ネッククーラー」です。

今回は、子どもがネッククーラーを使うときの注意点などについてお話しします。

ネッククーラーは何歳から使える?

ネッククーラーを使えるようになる年齢は、メーカーにより違うようです。1歳半~というものもありますが、3歳以上を対象年齢にしているメーカーが多いのかなという印象です。購入したメーカーの表示に従って使用するようにしましょう。

また、さまざまなデザインのネッククーラーが販売されているので、「どれにしようかな!」と選ぶのも購入時の楽しみの1つですね。もちろんデザインも大切ですが、首への締め付けが少なく、お子さんの体に合ったサイズを選ぶことも大切なポイントとして気にとめてください。

安全性は配慮されているとはいえ、首に巻くものですので、ネッククーラーを使用中は子どもから目を離さないようにしてください。

ネッククーラーの安全性は?

普通に使っている分には問題ないのですが、例えば子どもが噛んだり引っ張ったりと、ネッククーラーで遊んで液漏れしたりして、それを口にしたときが危ないのです。

子どもは何でもおもちゃにしてしまい、「あ、これおもしろそう♪」と思ったら、大人が考えもしない動きをすることもあります。そういった面でも、ネッククーラーをしているときは子どもから目を離さないようにしてください。

子どもがおもちゃとして使い始めたら、「これは、首を冷やすもの。おもちゃじゃないよ」と目を見てしっかりと伝えることが大切です。

ネッククーラーをつけるときに「いらなくなったら、ママに渡してね」とひと声かけておくとよいかもしれません。ネッククーラーを使用するときの、親子の約束ごとを決めておくとよいでしょう。

ネッククーラーの使用は冷え過ぎない?

ネッククーラーは、冷え過ぎないように設計されていますので、長い時間つけていても“ほんのり冷たい”くらいが持続するようになっています。“ほんのり冷たい”くらいだとは思いますが、ときどき、首周りを触って、冷え過ぎていないかの確認をすると安心ですね。

また、ジェル状のアイスノンとカバーを使って冷やす場合は、必ず首回りが冷え過ぎていないかを確認してください。

パパとママも、アイスノンで冷やしたとき、カバーをしていたとしても冷た過ぎて体から離した経験はありませんか? 大人なら「冷たい!」と自分ではずしますが、遊びに夢中になっていたりすると子どもは自分ではずさないでしょう。

ネッククーラーの種類

ネッククーラーにも、いくつか種類があります。その中でも、子どもにオススメなのが以下の2つです。

特定の温度以下で冷やすと自然に凍結するタイプ

冷蔵庫で10分、冷凍庫で5分ほどで凍結して、手軽で便利! 冷たさの持続性も屋内では1時間ほど。屋外では20~30分ほどとそれなりにあり、人気があるようです。お子さんに合ったサイズのネッククーラーを探してみましょう。

水を吸収させて冷たくするタイプ

凍結するタイプよりも冷たさはないですが、水でぬらせば冷たくなるのでさらにお手軽感があります。外遊びのときは、凍結するタイプ。お部屋では水を吸収させて冷たくするタイプのものを使うなど、場面によって使い分けてもよいかもしれませんね。

用途に合わせて、お子さんに合ったネッククーラーを探してみてくださいね。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

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