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時を超えて感情を揺らす、写真家の強い眼差し

  • 2024.8.6

Ishiuchi Miyako

時を超えて感情を揺らす、写真家の強い眼差し

Ishiuchi Miyako
Top Photo:From Kiryu #2 2020年 作家蔵

国内外で活躍する写真家 石内都の展覧会「石内都 STEP THROUGH TIME」が、大川美術館にて8月10日(土)から12月15日(日)まで開催される。

From Kiryu #2 2020年 作家蔵
絶唱、横須賀ストーリー #90 1976-77年 作家蔵
APARTMENT #7 1977-78年 作家蔵
連夜の街 ♯2 1978-80年 作家蔵
錦櫻橋 #1 2002年 大川美術館蔵

1947年群馬県桐生市に生まれた石内都は、神奈川県横須賀市で少女時代を過ごしたのち、多摩美術大学に入学しデザインを専攻する。
70sより写真を撮り始め、第50回毎日芸術賞やハッセルブラッド国際写真賞などさまざまな賞を受賞する他、国内外で個展やグループ展を精力的に開催してきた。

被爆者の遺品を独自の眼差しで撮影した代表作の1つ「ひろしま」は、世界でも高い評価を確立。
2018年には活動の拠点を横浜から故郷である桐生に移し、制作活動を続けている。

Mother’s #5 2001年 作家蔵(群馬県立近代美術館寄託作品)
Moving Away #5 2015-2018年 作家蔵
ひろしま#135 2022年 作家蔵
The Drowned #10 2022年 作家蔵

本展は、デビュー作とされてきた代表作「絶唱、横須賀ストーリー」に先立ち1976年に桐生周辺で撮影された「はるかなる間」から、木村伊兵衛賞を受賞した「APARTMENT」、日本各地の赤線跡を撮り続ける「連夜の街」、亡き母の日常のものを写した「Mother‘s」、「ひろしま」シリーズの新作、そして桐生の街をとらえた撮り下ろしの「From Kiryu」で構成され、石内がプリントしたヴィンテージプリントも多数展示。

大川美術館開館以来初の展示室すべてを使用する展覧会であり、社員寮を改築して造られた個室が連なる空間において、彼女が向き合ってきた時間の流れを辿る。

From Kiryu #35 2024年 作家蔵

時を超えて感情を揺さぶる作品の数々。
写真家の故郷の地で、その眼差しの強さに向き合ってみては。



OKAWA MUSEUM OF ART
0277-46-3300




【Ishiuchi Miyako “STEP THROUGH TIME”】
DATE:8月10日(土)~12月15日(日)
※月曜、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)、11月5日(火)休館
※ただし8月12日(月・祝)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)は開館
TIME:10:00am~5:00pm
※入館は4:30pmまで
PLACE:大川美術館
ADDRESS:群馬県桐生市小曾根町3-69
ADMISSION:一般 ¥1,000、大・高生 ¥600、中・小学生 ¥300
※詳細は美術館のウェブサイトをご確認ください。
WEBSITE:okawamuseum.jp/event.php

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