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キャサリン妃、称号「プリンセス・オブ・ウェールズ」の辞退を検討していた

  • 2024.8.5
Queen Elizabeth II Platinum Jubilee 2022 - Trooping The Colour

チャールズ国王の即位を受け、「プリンセス・オブ・ウェールズ」の称号を継承したキャサリン妃。しかし、“国民のプリンセス”として愛されたダイアナ元妃の称号として長く親しまれたプリンセス・オブ・ウェールズを名乗ることを当初、躊躇していたようだ。辞退することも検討されたとして、近く発売予定の伝記の抜粋を掲載した「デイリー・メール」が報じている。

「プリンセス・オブ・ウェールズ」は皇太子妃に与えられる称号で、1981年に当時皇太子だったチャールズ国王と結婚したダイアナ元妃は、結婚と同時に「プリンセス・オブ・ウェールズ」となり、1996年の離婚後もこの称号を維持。翌年、不慮の事故で亡くなるが、プリンセス・オブ・ウェールズとして愛されたのは歴代最長だ。2005年にチャールズ国王と再婚したカミラ王妃は、ダイアナ妃への敬意から、プリンセス・オブ・ウェールズではなく、コーンウォール公爵夫人と呼ばれることを選んでいる。

「ダイアナ元妃の早すぎる死は、非常に大きな怒りと悲しみをもたらした。必然的にダイアナ妃と比べられるだろうと、キャサリン妃は理解していた。そして彼女は正しかった」と著者のロバート・ジョブソンは近く出版される妃の伝記『Catherine, The Princess of Wales: A Biography of the Future Queen(原題)』に記す。この件は、2011年にウィリアム皇太子(当時王子)と結婚した際、王室でも話し合いがもたれたそうで、「キャサリン妃は、こうした会話すべてにストレスを感じ、いずれその時が来たらカミラ王妃に倣い、辞退するほうが良いのではないかと感じるに至った」という。

こうした葛藤があったものの、2022年にチャールズ国王が即位した際、キャサリン妃は「夫ウィリアム皇太子と国王への敬意から、プリンセス・オブ・ウェールズとなることを快く受け入れた」という。その陰には、元妃がこの世を去った悲劇から年月が経ったこと、そして彼女自身が王室メンバーとして実績を積み重ねたことがあるようだ。「人々が受け入れられるのに十分な時間が経過し、またキャサリン妃も長く公務に携わってきたことでその人柄が世間に認められた」と著者は記している。

Text: Tae Terai

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