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日本の山口茜を逆転で下した韓国のアン・セヨン、決勝進出でバド女子グランドスラムに大手!【パリ五輪】

  • 2024.8.5

バドミントンの「女王」アン・セヨンがヨーロッパの中心で戴冠式を行う準備を終えた。

アン・セヨンは8月4日(日本時間)、フランス・パリのポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナで行われたパリ五輪・バドミントン女子シングルス準決勝で、グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア、世界ランキング8位)に2-1(11-21、21-13、21-16)で勝利し、決勝に進出した。

日本の山口茜と行った準々決勝と同様に、アン・セヨンは第1ゲームを相手に奪われた。集中力が落ちたように虚しい失点を繰り返し、簡単に機先を制された。しかし、第2ゲームから雰囲気が一変。特有の緩急調節と体力戦に持ち込み、余裕のある点数差で逆転勝ちを収めた。

対戦相手も認めざるを得ないアン・セヨンの完勝だ。グレゴリア・マリスカ・トゥンジュンとの対戦成績は8戦全勝となった。

8月4日、パリ五輪・バドミントン女子シングルス準決勝で勝利して歓喜するアン・セヨン
8月4日、パリ五輪・バドミントン女子シングルス準決勝で勝利して歓喜するアン・セヨン
グランドスラム達成に大手!

アン・セヨンは今大会でグランドスラムを狙っている。彼女は昨年、世界選手権大会と杭州アジア大会でチャンピオンになった。

オリンピックで金メダルを獲得すれば、満22歳という若さでメジャー大会をすべて席巻したことになる。膝の負傷を抱えてオリンピックに出場しているアン・セヨンは、「パリの女王」になる直前まで到達した。

個人はもちろん、韓国バドミントンにとっても重要な一戦だ。韓国女子バドミントンは1996年のアトランタ五輪でパン・スヒョンが金メダルを獲得して以降、シングルスで優勝できていない。アン・セヨンは28年ぶりの金メダルを目前にしている。

試合後、ミックスゾーンで会ったアン・セヨンは「本当に金メダルが欲しい。しかし、まだ大会は終わっていない。個人的な気持ちはしばらく置いといて、とりあえず自分がやるべきことにすべてをかけるつもりだ」とし、落ち着いて決勝戦を準備すると誓った。

アン・セヨンの金メダル獲得の可能性が高いといえる理由がある。宿敵の陳雨菲(中国)がベスト8で脱落した。8勝12敗と苦手としていた相手だけに、アン・セヨンとしては一番難しい相手がいなくなったことになる。

アン・セヨン
(写真提供=OSEN)アン・セヨン

アン・セヨンは「決勝で陳雨菲と対戦したかった。残念でもある」としながらも、「優勝しなければならないので、あえて考えたくない。相手が誰であろうと関係ない。陳雨菲でなくても、すべての選手がライバルだ。みんな上手だ。オリンピックではアクシデントも多い。陳雨菲がいないからといって、私に金メダルをくれるわけでもない。気にせず、自分のプレーをするのがカギ」と落ち着いて話した。

アン・セヨンは最近、国際大会での成果を通じて全国民の関心を集めている。バドミントン女子シングルスの決勝は、日本時間で8月5日17時55分に行われる。ゴールデンタイムでのアン・セヨンの戴冠式に注目が集まる。

彼女は「私も本当に夢見た舞台だ。応援を受けたおかげで、あきらめずにここまで走ってこられたので、もっと頑張れるように応援してほしい」とし、「セレモニーの想像も本当にたくさんする。よく眠れない。浮かれた気持ちを落ち着かせるのは難しいが、ロマンチックに終えられるよう、決勝戦だけを考える」と誓った。

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