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「タクシーは贅沢!」妻のタクシー利用を批判する夫 → その後、夫の金銭感覚を変える出来事が──?

  • 2024.8.5

夫婦で金銭感覚が異なると、トラブルが起きやすいもの。A子は倹約家の夫と考えが合わず、大きな夫婦げんかをしてしまいました。今回は夫から「タクシーは贅沢だ!」と批判された知人から聞いたエピソードをご紹介します。

画像: 「タクシーは贅沢!」妻のタクシー利用を批判する夫 → その後、夫の金銭感覚を変える出来事が──?

倹約家の夫にうんざり

A子の夫のB男はかなりの倹約家。A子は金銭感覚が異なるB男とたびたび夫婦げんかをしていました。
夫婦は共働きで、毎月必要な生活費を出したらその他は自由に使っていいルールでしたが、B男はA子のお金の使い道に口出ししてくるのです。

A子は浪費家ではないけれど、化粧品や洋服にはある程度お金をかけたいタイプ。
無理なく払えるレベルで買い物をしているのに、B男は「また買い物?」「無駄遣いをして」とブツブツと文句をつけてくるのです。

A子が「私が稼いだお金なんだから、自由に使わせてよ!」と怒ると、B男は「A子のために言ってるのに」とふてくされます。
同じやり取りを何度も繰り返していましたが、ある出来事で大喧嘩に発展したのです。

タクシーが原因で大喧嘩

A子の母親が体調を崩し、A子が実家と自宅を頻繁に行き来することになったときのこと。
実家と自宅は電車で2時間弱の距離です。
A子は仕事終わりに実家を訪れることも多く、帰宅が夜遅くなるときはタクシーを利用することにしました。

すると倹約家のB男は「まだ電車がある時間なのに。タクシーを使うなんて贅沢すぎる」と批判してきたのです。
A子夫婦は、家計も家事分担もフェア。そのときも、A子は家事をこなしながら実家を訪れていました。

A子は疲れがたまっていたし、夜遅い帰宅は防犯面でも不安があります。A子がちゃんと説明しましたが、「でもさぁ、電車で2時間かけて通勤している人もいるんだよ? 怠けてない?」と、B男は理解してくれません。
腹を立てたA子は、「タクシーを使わなきゃいいんでしょ!」と、しばらく実家に泊まり込むことにしました。

今度は夫の母親が倒れた!?

母親の体調が回復してA子も自宅に戻りましたが、夫婦仲はぎくしゃくしたまま。
そのタイミングで、今度はB男の母親が体調を崩してしまいました。

B男はA子にすがるような視線を送りましたが、「あなたの親でしょ」とサポートを拒否。
介護もそれぞれが自分の親をみよう、と夫婦で決めていたのです。

負担の大きさにうなだれるB男に、A子は「遅くなるときはタクシーを使ってもいいわよ。私はそこまで心が狭くないから」と一言。B男を撃沈させました。

金銭感覚のすり合わせに成功

実家と会社、自宅を行き来することになったB男は、すぐにギブアップ。お金を払うことに抵抗を示しつつも、有料の訪問サービスを利用することになりました。

そのタイミングでA子はB男に以下の提言をしました。
「家族のためには惜しまずお金を使うことにしよう。後悔しないように。健康のための出費は無駄遣いなんかじゃないよ。必要な場合は私の貯蓄から出すことも考えるから」

B男はA子の言葉に「うん。ありがとう」と一言。倹約は美徳と考えていたB男の金銭感覚を改善させることに成功したのです。
お金に対する考え方は人によって異なりますが、金銭感覚のすり合わせは夫婦生活で大切なこと。金銭感覚のズレが修正でき、A子はほっとしたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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