【神崎恵】40代の肌見せは上品さが肝心「筋トレとマッサージで体もしっかり作っています」

お洒落、暑さ対策どちらの意味でも夏は肌見せが増える季節。服だけじゃなくボディケアも肝心に。神崎さ恵さんが考える40代の肌見せについて聞いてみました！

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品と知性を見せてこそ大人の肌見せ！

パーツに年齢が出てしまう

デコルテ、肩、脚、腕。若い頃は大胆に肌を見せても、〝若さ〞というオーラを纏ったハリとツヤで、溌剌とした美しさを放つことができました。 ところが！ 40代の肌見せはかなり手強い。腕や脚にはどうしても年齢が出るし、デコルテや肩は、上手に出さないと妙になまめかしい感じが出てしまいます。
大人の肌見せは、〝ヘルシー〞が大前提。歳を重ねると全体が丸みを帯びてきますが、まずはしなやかな筋肉とハリを意識すること。私は今、筋トレとピラティス、日々のマッサージで、とりわけ落ちにくいといわれている二の腕のたぷっとしたお肉も、きちんと結果が出る部位なんだな、と実感しています。

マニッシュなベストは腕を出してもクール。ボトムはあえてデニムで外して。ベスト5万2800円（カオス／カオス表参道） デニムパンツ4万2900円（エー・ゴールド・イー／シチズンズ・オブ・ヒューマニティ・ジャパン） ネックレス3万8500円（マリハ）

全体のバランスを考える

背中やデコルテ、肩、腕などが見える服を着る場合、胸もとや脚をあまり見せないよう、全体の肌見えのバランスを取ります。そう、大切なのは全体のバランス。体の中で気に入っている、または自信のあるパーツはえいっと出して、それ以外を封印する着こなしこそが、大人の色気と知性を引き立たせると思うのです。

カジュアルなチノパンツに合わせて。コーデ全体の甘さ加減で知性を見せて。ブラウス2万7000円（シーニュ） パンツ2万6400円（セテンス）

内側から出る品が引き立てる

毎年、アカデミー賞やカンヌ国際映画祭、メットガラなど、レッドカーペットに登場する俳優を見るのが大好きなのですが、大女優ほど、シンプルなモノトーンのワンピースに大ぶりのジュエリー、上質な素材の艶やかなドレスに真っ赤なリップ、と、彼女たちの人生と自信とともに、内側からふわりと色気を匂い立たせてしまう……。
あの潔さと貫禄は、美しく歳を重ねてこそ、とため息が出るのです。 大人の肌見せファッションは、へルシーさや清潔感、TPOを意識することはもちろん、知性と品、歳を重ねたからこその自信も一緒に纏うもの、と心得ておきましょう。

☑神崎さんおすすめのボディケアコスメ

右_運動なしでもセルライトに働きかけなめらかに。トーンもハリ感もアップさせるお守りジェル。ボディ フィット アクティヴ 200mL 1万450円（クラランス） 左_顔レベルのスキンケアをボディへ。みずみずしいハリ肌になれるエイジングケア用美容液。エスト インテンシブ ボディセラム 150g 6600円（エスト）

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【神崎恵】1975年生まれ。美容家。最新刊『神崎恵のおうちごはん さぁ、なに食べる？』（扶桑社）など著書多数。多くの女性誌で連載を執筆。３人の息子を持つ母。

撮影＝YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉 スタイリング＝安竹一未〈kili office〉 ヘア＆メイク＝岩田美香〈mod’s hair〉 モデル＝KASUMI 取材・文＝田中美保 ※GLOW2024年8月号より