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「娘さんさぁ…」飛行機で泣き叫んでいた娘…。着陸後、見知らぬスーツ姿の男性が声をかけてきたワケ

  • 2024.8.5

先日、6歳の息子と1歳の娘と私の3人で飛行機に乗りました。1歳の娘はまだ長時間じっとしていられない年齢。おやつやおもちゃなど準備を万全にして、緊張しながらも約1時間の飛行機の旅が始まりました。

大泣きの娘に冷たい視線…!?

娘は、飛行機に乗って最初の15分ほどは、絵を描いてごきげんに過ごしました。しかし、その後はシートベルトサインが点灯しているにもかかわらず、歩きたいと泣き始めました。

泣き声はだんだんと大きくなり、気づけば私の膝の上で大暴れしながら泣き叫ぶという状況に……。私は声をかけながら背中をさすったり、おやつをあげようとしましたが、まったく効果なく、娘は数十分、泣き叫び暴れ続けました。

チラリと周りを見ると、いかにもビジネスで搭乗していると思われるスーツを着た方ばかりで、みなさん目をつぶっています。私は周りの方に申し訳ない気持ちでいっぱいに……。そして、なんとか着陸し、飛行機のドアが開くまで機内の通路に人が並びました。私はみんなに申し訳なくて、うつむいて座っていました。

すると、通路に立っていたスーツ姿の男性が「娘さんさぁ、よく頑張ったよねぇ」と話しかけてくれたのです。私が顔を上げると、話しかけてくれた男性と、その前後に並ぶ他の方々も次々と「赤ちゃんもママも頑張ったね」「お兄ちゃんもお利口さんだったね」と声をかけてくれました。私が改めて「お騒がせしました。申し訳ございません」と言うと、みなさん「気にしなくていいよ」と終始笑顔で答えてくださり、私は周りの方の温かさに感動するばかり。

今回、驚いたのは何人もの方がやさしく声をかけてくれたことでした。おそらく機内が貴重な睡眠時間の方もいらっしゃったと思います。その妨げになってしまったにもかかわらず、子どものことを理解してくださったことに心から感謝した出来事でした。

著者:海原えめ/40代女性/2017年生まれの息子と2022年生まれの娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。


イラスト:ふくふく

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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