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<不思議な話>お墓参りで「もうタバコ我慢しなくていいんだよ」→ 他界した祖父に声をかけた瞬間?

  • 2024.8.4

お盆には亡くなった方が現世に帰ってくるという迷信がありますが、もしかすると本当に帰ってきてくれているのかもしれません。毎年お盆にはお墓参りをする私ですが、この年はいつもと何かが違ったのです。亡くなった祖父に会えた気がした、私の体験談を紹介します。

画像: <不思議な話>お墓参りで「もうタバコ我慢しなくていいんだよ」→ 他界した祖父に声をかけた瞬間?

夕方のお墓参り

私たち家族は毎年、お盆とお正月の午前中にお墓参りをします。しかし、今年は家族で親しくさせていただいていた友人の初盆。遠方にある友人のお墓まで参らせてもらうことにしました。

そのため例年はかならず午前中に参るご先祖様のお墓に到着したのは、あたりが少し薄暗くなった夕方になってしまいました。いつも太陽のある時間帯に訪れるお墓は、夕方になると雰囲気が違って感じます。

家族の誰かがなにかを発したわけではないのですが、その雰囲気を全員が察知してなんだか少ししんみりした空気が流れます。

普段のお墓参りではお墓の清掃をしてろうそくと線香を焚き、手を合わせるだけなのです。しかしなぜかその日は「亡くなったじいちゃん、たばこが好きだったよね。亡くなる直前はたばこを我慢するのがつらそうだったね。」とたばこの話題になりました。

たばこを愛好するおじいちゃん

ふと思いつきその場で紙タバコに火をつけ「おじいちゃん、もうたばこを我慢しなくていいんだよ。吸っていいんだよ。」とその場にいないはずの祖父に声をかけます。

すると驚くことに火をつけたたばこの先端が、本当にたばこを吸っているかのように赤く燃え上がりました。そのあともたばこの先端が赤く燃え、火が小さくなるのを何度も繰り返します。

誰も吸っていない紙タバコは、通常だと先端の火に変化はなく、ゆっくりと燃えていきます。しかし、お墓で祖父のためにつけたたばこは、赤く燃えては小さくなりを繰り返しどんどんと短くなっていったのです。

きっとお盆で帰ってきてくれていた祖父が、私たちの声を聞いていて、生前の元気だったころのように嬉しそうにたばこをふかしていたのだと思います。

まとめ

実際には夕方になり外が薄暗かったことや、風が吹いたことでたばこが赤く燃え、短くなったのかもしれません。

ただ祖父を大切に思っている私たち家族は、どうしても祖父がお盆のタイミングで帰ってきてくれたのでは? と思わずにはいられません。あれから数年経ちますが、お盆の時期が近づくと側に祖父を感じられるような気持ちがします。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A

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