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節電でポイ活!1年で1200ポイントもらえる電力会社は?

  • 2024.8.4

今年の夏も酷暑が続く見通しから、政府は電気代の補助金再開を決めましたが、電気料金を下げたい人は、節電をポイ活に結びつけるとさらにやる気がでるかもしれません。いくつかの電力会社は、節電によってポイントがもらえるキャンペーンを行っています。

■ドコモほかポイント節電キャンペーンをやっている新電力会社

dポイントを還元しているNTTドコモの「ドコモでんき」は、節電でポイントを付与する「エコ得プログラム」を実施しています。

ドコモでんき「エコ得プログラム」

このプログラムは2種類あり、一つは、対象時間帯に節電すると、その電気量に応じてdポイントがもらえる「節電チャレンジ」と、もう一つは電気の使用時間を対象時間帯にシフトするとポイントがもらえる「つかうとエコ得チャレンジ」です。それぞれ達成した電気量1kWhあたり5ポイント以上がもらえます。

どちらのプログラムも、エントリーをした人に節電実施対象日時の連絡があり、その日時にチャレンジを成功させるとポイント獲得となります。

節電チャレンジは夕方から夜にかけてなど、対象となる時間帯の電気使用量を過去数日間の使用量に比べて減らせられるとチャレンジ成功です。

「つかうとエコ得チャレンジ」は、夕方や夜に使っていた電気を昼間などの対象時間帯にシフトし、その時間帯の電気使用量が増えた場合に成功となります。

同じ通信系電力会社であるauエネルギー&ライフの「auでんき」も、節電によってPontaポイントが貯まる「節電チャレンジプログラム」を行っており、こちらも指定された日時に節電をすると0.1kWhごとに0.5Pontaポイントが還元されます。ほかにも、都内在住の人を対象にしたプログラムもあるようです。

両プログラムとも実施期間は2024年10月31日(木)までとなっています。

■TEPCO、北陸電力……大手電力会社もポイントがつくキャンペーン実施中

大手電力事業社の中にも、ポイントを還元する節電キャンペーンを行っているところがあり、東京電力は「TEPCO省エネプログラム」のなかで「エコ・省エネチャレンジ」というキャンペーンを行っています。

こちらも対象の時間帯に節電あるいは電気の使用時間をシフトするとポイントがもらえるというもので、チャレンジに成功すると設定日に応じたDRポイントがもらえ、獲得したDRポイントはdポイントやVポイント、WAONポイントなどに交換できます。

節電してポイントがもらえるキャンペーンは夏季が9月30日(月)まで、冬季は2024年12月2日(月)から始まる予定で、電気使用時間のシフトでポイントがもらえるキャンペーンは2024年10月1日(火)スタートの予定です。

首都圏以外では、北陸電力が対象期間の節電に成功すると節電量1kWhあたり5ほくりくポイントを進呈する「節電チャレンジ」を行っています。

このキャンペーンは夏と冬に行われており、今夏の実施期間は9月30日まで、春と秋には電気の使用時間をシフトしてポイントがもらえる「昼とくチャレンジ」を行っています。

中部エリアのみならず、関東や関西にも電気を供給している中部電力ミライズも「省エネチャレンジ」を実施。節電や電気使用時間の変更によってポイントが付与されるサービス「NACHARGE」(ネイチャージ)に新規加入すると500カテエネポイントがもらえます。

加入したあとは依頼に応じて節電すると1回につき10ポイント、さらに電気の使用量を前年同月比で3%以上減らした場合は、1契約あたり50ポイントが進呈されます。

もちろん既にNACHARGEへ加入している人も参加できます。

また電力の需給状況に応じて、電力会社が家庭の蓄電池をリモートで制御する「NACHARGE Link(ネイチャージリンク)」にも新規加入すると、さらに500ポイントがもらえます。

どちらも対象期間は9月30日までです。

■ポイントを獲得する節電対策とシミュレーション

多くの電気事業社が節電によるポイント還元を行っていますが、実際にどんな節電対策でどのくらいポイントが貯まるのか、ドコモでんきで1ヵ月のうち10日間節電した想定でシミュレーションしてみます。

まず「節電チャレンジ」で17時~20時までエアコンの使用を控えた場合、エアコンの消費電力は1時間で約0.45kWhとされているので、10日間の節電電力は13.5kWhになります((0.45kWh×3時間)×10日間=13.5kWh)。

同じ時間帯でテレビを見ないようにすると、テレビの消費電力は1時間約0.1kWhなので、10日間で3kWh節電できます((0.1kWh×3時間)×10日間=3kWh)。

ドコモでんき「エコ得プログラム」の「つかうとエコ得チャレンジ」では、これまで17時から20時の間にやっていた洗濯を違う時間帯にシフトしたとすると、洗濯機の消費電力が1時間約0.4kWhなので4kWh分がポイントの対象となります(0.4kWh×10日間=4kWh)。

掃除も他の時間で行うとすると、掃除機の消費電力分7.5kWh(15分で0.75kWh×10日間=7.5kWh)が同じようにポイント対象となり、さらに炊飯器を使わないようにすると、炊飯器の消費電力1時間約1.3kWh×10日間で13kWhも対象となります。

ここまでのポイント対象消費電力を合計すると41kWhなので、この月はdポイントが205ポイントもらえる計算です。

1年間ずっとこのペースで節電するのは難しいかもしれませんが、6ヵ月節電に成功できれば年間1,230ポイントになります。

今回、再開となった補助金は8月から10月使用分までとされており、現状11月以降は未定となっていますので、先々を考えて電気代とポイントの両方で得する節電ポイ活に取り組んでみるのもいいかもしれません。

ほかにも節電によるポイント還元を行っている電力会社はありますので、気になる方はご自分が使っている電力会社をチェックしてみてはいかがでしょうか。

文・江口剛(フリーライター/販促ディレクター)
広告会社で制作物のディレクション、ライティング、プランニング業務に従事。10年ほど前から企業ホームページのコピーライティングやWebメディアの記事執筆を中心にフリーライターとして活動をはじめました。現在は広告・販促の仕事に携わりながらマネー系、マーケティング系の記事を中心に執筆しています。

編集・fuelle編集部

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