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英国&インドルーツのカップルがそれぞれの文化を尊重して挙げた2つの美しい結婚式

  • 2024.8.4

アヴィクと私は中学校で出会いました。最初は友達グループがちがったのであまり関わりはありませんでしたが、お互いのことは知っていました。でも、たった一度ちゃんと話しただけですべてが変わり、後はご存知のとおり。私たちは17歳の時からずっと一緒にいます。

私たちは2020年のクリスマスの日に婚約しました。アヴィクが朝日を見に朝の散歩に行こう、と私を説き伏せたのです。後から考えれば、それがサインでした。彼は早起きでもないし、朝の散歩をする人でもないんです。ハンプトン・コートの脇の川に沿って歩いていて、アヴィクの方を向くと、彼が片膝をついて、エンゲージリングを持っていました。ひねったプラチナのアームにラウンドカット・ダイヤモンドがついたものです。彼が数週間前に家族と選びました。今でも、このサプライズに感動しています。

プロポーズの後は私の家族全員とお祝いをする計画でしたが、当時の首相であるボリス・ジョンソンが、クリスマス直前にクリスマスを「キャンセル」すると発表したので、私たちふたりと、一緒に興奮していた私の父だけになりました。

25ans Wedding

結婚式の計画については、常にお互いの文化を尊重したいと思ってきました。インドのアヴィクの家族は大家族で、年長者の多くは海外に旅行することができないので、イギリスで7月に正式な結婚式を挙げてから、その年のうちにインドで2回目のお祝いをすることにしました。結婚することが決まって、2回できるのならやらない手はない、というわけです。誰もが結婚式の日はあっという間に終わると言うので、お祝いを引き伸ばすチャンスを得られました。

イギリスでの結婚式はとても伝統的なものでした。私ときょうだいが皆洗礼を受けた教会で1時に礼拝があり、その後はすぐそばのハンプトン・コート・ハウスで披露宴。私のウエディング・ドレスは、レースの身頃と大きく空いた背中に半袖という、シンプルなデザインで、アヴィクはモーニングスーツです。今のところ、人生で最良の日のひとつになりました!

短い5ヶ月が過ぎ、私たちはお祝いパート2の準備のためにインドへ飛びました。インド式の結婚式は4つのメインイベント―メヘンディ、サンギート、ゲイ・ホルド、そして披露宴―からなります。2日にわたっていくつも衣装を替え、招待客の数は400人ほどでしたが、インドでは招待客1,000人以上で1週間続く結婚式もあるので、控えめな方です。

最初はメヘンディで、結婚式の序章となるものですが、花嫁と女性の親族、親しい友人の手や足にヘナで模様を描きます。花嫁が結婚するにあたり、健康と繁栄を願う儀式です。

お次のサンギートは、男性がダンスと食べ物と飲み物でお祝いします。花嫁と花婿がダンスを披露するのが伝統なので、一緒にインドに行ってくれた友達全員の協力を頼みました。ダンスのスキルには相当のばらつきがありましたが、面白さと楽しさを提供したことは確かです。私はこのお祝いに美しいレヘンガ―美しく複雑な刺繍の入った足首までのスカート―を着ました。

翌日は、ゲイ・ホルドでスタート。親族の中でも近しい女性メンバーが、純潔を象徴するターメリックの粉を花嫁につける儀式です。そのあと披露宴の準備を急いで行います。ヘアメイクはある男性と彼の子どもたちがしてくれました。彼らは英語を話さず、私もベンガル語を話さないので、彼らが何をやっているのかまるでわかりませんでした。イギリスの結婚式とはずいぶんちがう経験でしたが、そばには私のブライズメイドがいて、リラックスした朝を過ごしました。

ゲイ・ホルドで着たシンプルな黄色のサリーから、伝統的な赤と金のサリーに着替えました。インドの文化では、白は喪を象徴する色なので、結婚式の日に花嫁が白を着ることは極めてまれです。その代わり、花嫁衣装として伝統的な色は赤で、金のディテールやアクセサリーをよく組み合わせます。赤はヒンドゥー教では縁起のいい色で、多産、繁栄、新たな始まり、愛を象徴します。

アヴィクのお母さんが彼女のたくさんの従姉妹たちに頼んで、私の結婚式の衣装を探してくれました。実際の結婚式の5日ほど前に試着をしましたが、幸いすべて合ったし、全部気に入りました。

25ans Wedding

披露宴にもインドの伝統的な儀式があり、花嫁の父親は言葉で結婚の祝福と承認をするとともに、先祖からの祝福を求めます。私の父が祭司の言葉を繰り返し、サンスクリット語を話そうとしている姿は一生忘れないでしょうドラマ。『フレンズ』でジョーイがフィービーからフランス語を学ぼうとしているような感じです。

家族の他に、親友たちにもイギリスからインドに来てもらいました。私にとっては特別な場所になったコルカタをあちこち見せて回りました。友達とクレイジーで素晴らしい経験を共有できたことで、結婚式がさらに特別なものになりました。

From:CosmopolitanTranslation: Mayuko AkimotoPhotos: Elena Popa, courtesy of Susie and Avik

※この翻訳は、抄訳です。※この記事は、2024年8月4日時点のものです。

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