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不倫を密告すべき…?「密会現場を目撃してしまった人」の苦悩

  • 2024.8.3

不倫現場を目撃してしまった人たちは、その事実をどうすべきなのか苦悩を抱えるケースもあります。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、想定外に不倫現場に居合わせてしまった人たちの知られざる苦悩をご紹介します。

密告すべきか3か月悩み続けた

「深夜、会社に忘れ物を取りに行ったときに、上司と同僚上司が不倫をしている現場に居合わせてしまいました。あちらは私がその場にいることに全く気づいていなくて、ふたりきりの世界に没頭…。私も面倒になるのが嫌だったので、そそくさと忘れ物をとって静かにその場を後にしました。
しかしそれからというもの、不倫現場を見てしまったことをしばらくは誰にも言えず、悶々とした感情を抱えることに…。うちの会社は不倫がバレれば左遷されるのは確実な風土だったので、私が密告をするとふたりの将来が大きく変わると思ったら、悪いことをしているのはあちらなのに、密告をすることが悪いことのように思えてしまったんですよね。結局、3か月悩んだ後に同僚に打ち明け、社内の窓口に通報しました」(35歳女性/IT)

不倫をする人たちが悪いのは間違いないながらも、当人たちの将来を思うと、軽々しく密告をするのも…とためらってしまう人もいる模様です。しかし、一人で秘密を抱え続けるのも負担が大きくなりますから、然るべき窓口に通報して正解だったのでしょう。

当事者の妻の顔を見られなくなった

「社内結婚をしている先輩男性の不倫現場に遭遇しました。相手は、社内の後輩女性…。かなりラブラブな雰囲気でデートをしていて、ただならぬ雰囲気でしたね。
困ったのは、その男性の妻が私と同じ部署にいたこと。妻はきっと何も知らないんだろうなって思ったら、かわいそうになって同情してしまいましたが、だからといって私が密告するのも違うと思って……。妻が異動をするまでのあいだ、私のなかでは仕事場に行くのがちょっとしたストレスになりました」(33歳女性/サービス)

社内に配偶者がいても、平然と不倫をする人もいます。不倫をしている当事者の配偶者を知っている場合には、どんな顔をして接すればいいのか困ってしまっても無理はありません。

枕営業で成績を上げていた同僚

「以前の職場で働いていたときに、既婚者の同僚女性が取引先と不倫をしている現場を見かけてしまいました。前から怪しいとは思っていたのですが、私が友人と出かけた先にたまたまそのふたりがいて、手を繋いでデートをしていたので間違いないと思います。その頃、同僚女性は仕事の成績が伸びていたのですが、その理由は枕営業にあったのではないかと…。仕事のために頑張っていたのかもしれないけれど、事実を知った私はかなり複雑な気持ちになりました。
上司に報告するか迷ったのですが、倫理的におかしいことをしているのは彼女だからと心を鬼にして、上司に報告しました。結局、私もその職場を辞めてしまったので、そのあとどうなったのかはよくわかりません」(36歳女性/建設)

同僚の枕営業を知ってしまえば、心中穏やかではいられない女性が多いでしょう。密告によって状況は激変するはずですが、黙っていても横行するだけでしょうから、正しい選択だったと言えるでしょう。

不倫現場に居合わせてしまっただけでも動揺しますが、その事実をひとりで抱え続けなくてはならなくなると、苦悩が続きます。抱えきれないほどの負担感があるときには、まずは信頼できる相手に打ち明けて対応を検討してみてもいいかもしれません。
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文・並木まき

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