1. トップ
  2. ファッション
  3. 櫻坂46・藤吉夏鈴「鏡を見て嬉しくなりました」 ボーダレスファッションにトライ!

櫻坂46・藤吉夏鈴「鏡を見て嬉しくなりました」 ボーダレスファッションにトライ!

  • 2024.8.3

櫻坂46の藤吉夏鈴さんが着こなす、ジェンダーの垣根を越えた自由なスタイル。メンズもレディースもミックスすれば、表現の幅が広がりファッションはより楽しくなる!

1、【Suit Style】ソリッドなスーツをゆるく、軽やかに纏う。

ジェンダーレスなコレクションを展開するブランドによるスーツが主役。「このジャケットはシルエットが大きく身幅が細めで、バランスをとりやすいデザイン。ネクタイは緩めに着けて抜け感を意識し、パンツの丈はたるむくらいのやや長めがエレガント」(スタイリスト・井田信之さん)

ジャケット¥105,600 パンツ¥59,400 シャツ¥37,400(以上ティーエイチ プロダクツ/タロウ ホリウチ contact@a-tconcepts.com) ベルト¥23,100(ビューティフル・シューズ/オーセンティック・シュー&コー TEL:03・5808・7515) シューズ¥60,500(カチム info@katim.sc) その他はスタイリスト私物

2、【Grunge Fashion】グランジルックを今っぽくアップデート。

大胆なプリントのトップスと、パンキッシュなチェック柄パンツの辛口な装い。アクセサリーやヘアスタイルで遊び心をプラス。「ハードになりすぎないよう、小物は中和してくれるものを選びたい。ネックレスとリングはゴツめですが、ピンクのエクステやパールのあしらいに甘さも漂います」

スウェットベスト¥29,700(テンダーパーソン info@tenderperson.com) パンツ¥58,300(セヴシグ/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762) ネックレス¥33,000(レオゴンドー) リング¥33,000(レオゴンドー シルバー) 共にレオゴンドー gondoshun@gmail.com シューズ¥72,600(カチム)

3、【Sports Mix】軽快でいて洗練されたミックススタイル。

Y2Kブームの流れで人気が再燃しているスポーツアイテムを軸にコーディネート。「ロゴトップスはパンツを合わせてラフにまとめるのもいいけれど、藤吉さんのクールな雰囲気に合わせて、タイトシルエットのスカートを選びました。縦のラインを意識すると、大人っぽくまとまります」

コート¥121,000 シャツ¥41,800(共にアタッチメント/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762) ハーフジップブルゾン¥13,200 ニットスカート¥10,450(共にアディダス オリジナルス/アディダスお客様窓口 TEL:0570・033・033) シューズ¥31,900(カンペール/カンペール ジャパン TEL:03・5412・1844) その他はスタイリスト私物

4、【Jump-suit】シルエットに変化をつけてオーバーサイズを攻略。

ジャンプスーツは、小技を利かせてメリハリを演出したい。「ゆったりとしたサイジングのジャンプスーツは、ウエスト位置を上げるように細めのベルトで絞れば、バランスが整います。袖をまくり、首元のジップを開けて抜け感を演出するのも、武骨さを回避するポイント」

ジャンプスーツ¥73,700 Tシャツ¥17,600(共にサイト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500) ネックレス¥15,400 ブレスレット¥116,600(共にエンド) ベルト¥23,100 シューズ¥64,900(共にビューティフル・シューズ) 以上オーセンティック・シュー&コー TEL:03・5808・7515 リング¥31,900(ガルニ/ガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554)

新しい経験を楽しみたいという、好奇心が強まっています。

凛々しさと柔らかさを併せ持ち、ニュートラルな魅力を放つ、櫻坂46の藤吉夏鈴さん。メンズとレディースを織り交ぜたボーダレスファッションは、彼女の雰囲気によく似合う。

「どのスタイルも好きでしたが、特に気に入ったのが、スーツのコーディネート。シルエットがきれいで、ネクタイも新鮮でした」

見事に着こなす姿を見ると私服に通じるものがあるのかと思いきや、普段はどちらかというとフェミニンな装いが多いとか。

「ジェンダーレスなファッションを楽しむ人が増えているので、私もトライしたいと思いつつ、自分にはハードルが高いと感じていました。体型的に、カラダの輪郭が見えるピタッとした服しか似合わないと思い込んでいたんです。オーバーサイズのシルエットを好んで着ていた時もあるのですが、なんだかぼやけるな、と。でもウエストをマークしたり、色使いでメリハリをつければダボッとしたアイテムを着てもすらりとして見えるんですね。自分で言うのもなんですが、今日のコーディネートは結構似合っていたんじゃないかな(笑)。鏡を見て嬉しくなりました」

俳優としての活動に対しても期待が高まっている。8月9日公開の『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』では、映画初出演にして主演を務める。演じるのは、学園の闇に果敢に切り込んでいく、新聞部所属の高校生・所結衣。

「悪を暴く痛快なストーリーですが、学園モノならではの華やかさと輝きも詰まっています。お話をいただいた時は、とにかく嬉しくて。早く現場に入って新しいことを経験したい、という期待でいっぱいでした。いざ撮影が始まると、監督さんが求めるキャラクター像を表現しなくてはと、毎日必死。私は髙石あかりさんとの共演シーンが多かったんですが、最初は私の人見知りのせいで目を合わせられなくて。でも彼女、すごく肝が据わっていて、テストと本番で違うことをするんですよ(笑)。思わず私が笑ってしまっているところも、カメラに捉えられています。私も経験を積んで、現場で人を和ませられるようになりたいです」

慣れないことばかりだった映画の現場。だからこそ得たものも達成感も大きかったと話す。

「なんだかクセになりそうです。試写でスクリーンに映る自分を見るのはそわそわして落ち着かなかったけれど、観終わって作品を愛おしく感じました。初めて出会うキャストとスタッフの方々が集まって作品を作り、濃い時間を過ごし、またそれぞれの場所に戻っていく。それが一瞬のできごとのようで、儚くてきれいだと感じたんです。こういう経験をひとつひとつ積み重ねていきたい」

個人活動が充実する一方で、グループ活動に対する想いもやはり熱い。

「多様な人が揃う集団になりたいんです。メンバーそれぞれが、俳優とかモデルとか櫻坂46以外での活動もして、そこで得た経験やパワーを携えてライブやMV撮影のために集まるのが、私が思う理想のかたち。さまざまな分野で活躍することで、よりグループが活気づくんじゃないかな。私自身、個人での活動をするようになってから、より良いパフォーマンスができるようになったと感じています。ひたすらがむしゃらだった時もあったけれど、以前に比べて俯瞰で物事を見られるようになり、ベストな状態に自分を整えられるようになったというか。グループ活動だけやっていたら、そうはなれなかったかもしれません」

グループの活躍の幅もますます広がっている。昨年はフランスの「Japan Expo」など海外でのイベントにも参加し、今年開催された東京ドーム公演では初めて海外ファンに向けたチケットを販売したことが話題に。国境を飛び越え、フィールドがボーダレスになりつつある。

「国を越えてライブに来てくれる方がいるのは心底嬉しいです。海外でライブをした時は、熱の上がり方に圧倒されました。“ここで盛り上がってくれるんだ”という発見もあり、ほんっとに楽しかった! より多くの方に楽しんでもらえるように、グループで語学レッスンも受けています。私は韓国語担当で、先日ライブのMCで披露しました。チャンスがあるなら海外にも、どんどんチャレンジしていきたいです」

Karin Fujiyoshi 2001年8月29日生まれ、大阪府出身。櫻坂46メンバー。ドラマ『作りたい女と食べたい女』などに出演し俳優としても頭角を現す。8月9日公開の『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』で映画初出演にして主演を務める。

Nobuyuki Ida 1986年生まれ。専門学校卒業後、舛舘和憲氏に師事し、2009年独立。現在はメンズ・レディース共にスタイリングを手掛け、ファッション誌、広告、カタログなど幅広いジャンルで活躍。双子の弟、井田正明さんもスタイリスト。

※『anan』2024年8月7日号より。写真・熊谷勇樹 スタイリスト・井田信之 ヘア&メイク・外山友香(mod’s hair) 取材、文・間宮寧子

(by anan編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる