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【怪しい階段の先はご当地居酒屋!】焼き鳥と佐賀のがばいうまかぁ!がそろう新宿の貴重な一軒

  • 2024.8.4

新宿西口から徒歩2分、「サガノサカバ」は佐賀の魅力を発信する居酒屋です。佐賀市三瀬村のブランド鶏「みつせ鶏」の串焼きをはじめとする鶏料理に、佐賀直送の旬野菜の炭火焼き、佐賀の日本酒やクラフトジンなどを用意。7月にオープンしたばかりの「がばいうまかぁ」なちょっと落ち着いた大人の雰囲気のあるお店です。

まずはお店へのちょっと変わったアプローチ、そしてお店に入ってすぐに頼みたい前菜ともいえる料理、続いてメインの焼き鳥と焼き物、さらに温かい料理に、〆の一品までご紹介します。

新宿には珍しい落ち着いた空間へのアプローチが面白い!

7月のある日、お店に伺おうとスマホを片手に看板を探していたのですが、見つからないんです。「栄寿司 B1」というGoogle Mapのヒントがあって助かりました。栄寿司のビル「WEST SAKAE BUILDING」のフロア案内に紙に小さく印刷された「サガノサカバ」の文字が!

細い階段を降りていく途中、まるで工事現場にあるようなドアに、段ボールにマジックで「サガノサカバ」と書かれたものが貼られています。ちょっと怪しげな感じです。

そのまま降りて、これまた工事現場にありそうな厚手の透明ビニールのカーテンのような仕切りの向こうに、お店がありました!

店の内部の空間は思った以上に広くて全50席。一人でも二人でも心地よさそうなカウンターはオープンキッチンを眺めながら、テーブルなら2人から8人くらいのグループによさそう。そしてキッチンの奥にはお忍びにはもってこいの個室があります。

「佐賀市」にまつわるおいしい食材やお酒がいろいろ!まずはすぐ出る料理とクラフトジン

このお店のテーマはズバリ「佐賀市」です。はて、佐賀のおいしいものってなんだっけ? ということで期待が高まります。

こちらの焼き鳥は、佐賀市三瀬村のヘルシーでジューシー、旨味たっぷりで風味豊かな「みつせ鶏」を使っているそう。ちなみに三瀬村は現在は佐賀市の一部です。

この日のお通しは「佐賀玉ねぎのオニオンサラダ」。辛みが少な目ですっきりとした味わいの玉ねぎ。いくらでもいけそうです。

一杯目のドリンクは、メニューで目をひいた佐賀クラフトジン。ジンというと、強いお酒という印象ですが、最近よく飲まれているハイボールでもいただけます。今回は小城ジン「ORIGIN 想 1,100円」を選んでもらってハイボールに。このジンは佐賀県小城市で作られています。さっぱりしていておいしい! ビールもいいですが、まずはジンで始めるっていうのもアリですね。

では立て続けに冷菜をご紹介します!

焼き鳥屋さんですがおいしい野菜料理もいろいろあります。新鮮な生野菜ということで、この「春菊生ナムル 490円」です。ごま油と塩ですっかり韓国風。柔らかくてくせのないおいしい春菊です。

こちらは「ササミ海苔なめろう 590円」。なめろうと言えばイワシですが、こちらは鶏ささみをたたいて味噌などと和えたもの。皿から飛び出した海苔が鶏の尾のように見えてきました。

食べ方は、海苔にのせてちょっと巻いて。これはお酒に合います。

甘めのおつまみなら「金時豆ナッツマスカルポーネ 590円」。ギンビスのお菓子「アスパラガス」にのっけて食べるのが楽しいです。金時豆のほっこりとした甘さとクラッカーの塩味がいいんだなぁ。

佐賀には日本酒の蔵元がいくつもあります。その一つ「鍋島」の夏酒「Summer Moon 890円」というフレッシュな吟醸酒をいただきました。フルーティーでちょっと辛口。いろいろな料理に合いそうです。

というわけで、まずは冷菜でお酒も楽しんでみました。そして、「焼き物をお願いします」と伝えて、いよいよ焼き鳥です。

前日に絞められたみつせ鶏が飛行機で飛んで来る!

焼き場はオープンで、並んだ鶏の串がゆっくりと炭火の上に並んでいます。かなりのライブ感で煙もモクモクですが、排気はもちろんばっちりなので心配は無用。それにしても旨そうに焼けています。

「ねぎ間 250円」と「はらみ大葉 280円」を焼いてもらいました。みつせ鶏の旨さをしっかり堪能できます。とくに希少部位の鶏のハラミはしっかりとした歯ごたえがあって適度な脂も。一緒に焼かれた大葉がさっぱり感をプラスしてよく合います。

焼き鳥に振ったのは佐賀県唐津市の青唐辛子「一味唐辛子 青獅子」。唐津の貴重な国産唐辛子を使っていて、香り高く爽やかな風味と色。そしてスコヴィル値が高いということで、パンチのある辛さです。飲み物は焼酎「天山《粕取》550円」のハイボールを注文。この焼酎、その奥深い味わいは、日本酒「天山」の純米酒の酒粕を使っているからなんだそうです。

それから野菜の焼き物も。「玉葱焼サワークリーム 690円」です。佐賀の玉ねぎを時間をかけて炭火で焼いて、それをサワークリームといただきます。玉ねぎってそれだけだとあっさりですが、脂っ気が加わるとコクがプラスされてまた違ったおいしさになりますよね。サワークリームならあっさり感もあってなかなか面白い取り合わせでした。

鶏がらみの一品料理がまたまたうれしい!

レバーは串ではなくて「レバテキ 590円」にしました。レバーを切らずに炭火で焼いたものをレアに仕上げてから切ってくれます。

これ、レバーのまた違ったおいしい食べ方でした。表面はよく焼けていて、中はほんのりと温かく柔らかい。レバーの旨味がよくわかるけど、レバーの変なくせはないんです。

もう一品「鶏だし玉子焼き 790円」は、あっつあつの鉄板が登場して、目の前でたまごを流し入れてゆるくかき混ぜながら作ります。だしは鶏白湯なのでコクがあります。さらに取り分けた後に海苔の佃煮をお好みで。海苔の佃煮の甘しょっぱい味がたまごのうまさを引き立ててくれます。

〆は「ニラのり鶏油そば」か「炭火炙り親子丼」か!?

メニューの「〆」のセクションには、「ニラのり鶏油そば 890円」と「炭火炙り親子丼 790円」がありますが、どっちにするかは悩みどころ。スルスルっといきたくて、油そばにしました。それにしてもこの卵黄のテカリが、またまた食欲をそそります。

海苔とねぎと卵黄を、麺と一緒にグルグルとよくかき混ぜます。麺は佐賀の有名ラーメン店でも使用されている伊之助製麺の麺を使用。テーブルにある唐辛子入りの酢、自家製の「辛酢」をちょっとかけて旨さ倍増です。

そして最後にサービスのスープを。これにはすっかりほっとさせられました。

今回いただいた料理は、飲み物抜きで7,000円ほど。大人の二人でシェアして、しっかりおなかいっぱいです。いわゆるチェーン展開しているお店と比べると料理のクオリティもいいし、そのぶんちょっとだけいいお値段かもしれませんが、それでもコスパばっちり! と納得でした。

サガノサカバ

住所:東京都新宿区西新宿1-18-16 B1F

アクセス:JR・私鉄・地下鉄「新宿駅」西口徒歩2分

電話:03-6258-5221

営業時間:17:00~23:00

定休日:日曜、祝日

※価格はすべて税込です。
 

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

※店舗営業については最新情報をご確認ください。

©︎Atsushi Ishiguro

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