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食欲を衰えさせず、夏を元気に過ごす秘訣|真夏に守りたい、腹八分目の見つけ方

  • 2024.8.3

「腹八分目に医者いらず」と言われるように、お腹に少し余裕を持たせて食べることは体のために良い、というのは誰もが知っていることだけれど、八分目がわからないという質問も今までの講座の中で受けて来ました。一年で一番消化力が低下する真夏は、特に腹八分目を守りたい季節です。

今回は、この腹八分目を見つけやすくするためのヒントをいくつか紹介します。

食べる環境を整える

食べるときにはこの席で、というように自宅で食事をする席を作ってみましょう。家のいろいろな場所に食べ物が置いてあったり、座るエリアにつまめるようなものが置いてあったりしたら、食べ物はキッチン周りの限られた場所に置くようにします。食べる時、そうではない時とモードが切り替えやすいので、食べることに意識が向きやすくなることでしょう。

そして、これから食べるものをひと工夫して並べてみましょう。買ってきたお惣菜なども、色合いや形が似合うお皿に移して配膳を整えると、よりリラックスして食事に向き合うことができます。

食前の観察

配膳するときには、今どのくらいお腹がすいているのかを一度観察してみましょう。お腹がすいていたらちょうど食べ頃です。どのくらい食べられそうか、そして配膳したものを食べ終わった後には、どのような感覚になりそうなのかもできるだけ想像してみましょう。そうすることによって、準備する量をある程度決められて、食べすぎを防ぎやすくなります。

五感を楽しませる

準備が整ったら、いただきますの気持ちと共に、どうぞ五感を楽しませながらゆっくりと味わってください。視線の先を食事に向けましょう。食材の彩や形、器との相性など、まずは目を楽しませます。お皿から漂う香り、口の中に入れると香りはどんどん増していくことでしょう。歯触りや舌触りはどうでしょうか?咀嚼しているときの音も食材によって違いがあります。食事には甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味と6つの味のそれぞれが、様々な組み合わせやバランスで見つけられることでしょう。

このような味わい方によって、急ぐことなくゆったりとした豊かな食事の時間を楽しめます。

食後の観察

食べ終わった後の感覚も大切です。食事から得られる精神への効果は幸福感です。美味しかったなあ、良い時間を過ごせたなあ、といった心地の良い安堵感があれば、とても良い食事が出来た証ですし、きっと腹八分目も守れたことでしょう。しかし、食後苦しく感じたり、しばらく経っても不快感が続くようでしたら、その時の消化力とマッチせずに消化不良を起こしている可能性があります。早食いをしてしまって腹八分目のサインが来る前に、食べ過ぎをしていたのかもしれません。

これらの苦い経験は、また次回の食事との向き合い方に活かして行きたいものです。

HIKARU

アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp

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