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GKブライアン、若き無敵艦隊の前に「国防」ならず 海外メディアはチーム最低の「5」をつける辛口採点【パリ五輪2024】

  • 2024.8.3
小久保玲央ブライアン(C)ロイター
SPREAD : 小久保玲央ブライアン(C)ロイター

サッカー男子は2日(日本時間3日)、準々決勝が行われた。U-23日本代表はスペインに0-3で敗れ、2大会連続のベスト4進出はならなかった。今大会は1次リーグ3試合すべて無失点だったが、若き無敵艦隊の攻撃を防げず、GK小久保玲央ブライアンは試合後、ピッチで泣き崩れた。

■バルサのF・ロペスに2発浴びる

1次リーグでは好セーブを連発し、全3試合で無失点を記録した守護神・小久保。ファンの間では、名字の「小久保」をもじり、「国防ブライアン」と名付けられるほど信頼感が高まっていた。しかし、鉄壁を誇った牙城は、若き無敵艦隊によって崩壊に追い込まれた。
前半11分、バルセロナでプレーするMFフェルミン・ロペスにペナルティーエリアの外から豪快なミドルシュートを決められ、今大会初失点。GK小久保も懸命に左腕を伸ばして弾いたが、ボールの勢いは止まらずゴールネットに吸い込まれた。後半29分にもセットプレーの流れから、またもMFロペスに強烈なボレーシュートを打たれ、失点。0-2とリードを広げられると、後半41分にもCKからFWアベル・ルイスに絶望的な3点目を叩き込まれ、勝負は決した。

■タイムアップの笛を聞き号泣

小久保は間違いなく準々決勝進出の立役者だったが、3失点となったこの日はメディアも辛口評価。両チームの選手を採点した『EURO SPORT』は「先制点を与えた場面では、もっと良いプレーをできたのではないか、という疑問が残る」と指摘し、小久保にチーム最低となる「5点」をつけた(日本側の最高は「7点」でMF山田楓喜、MF三戸舜介、FW細谷真大の3人)。また、スペイン紙『as』も「3失点目はコクボのミスから」と言及し、CKのボールを適切に処理できなかったプレーに厳しい目を向けていた。
小久保はタイムアップの笛を聞くと、ピッチ上で号泣。「こういう形で終わってしまい、悔しい。最後に足を引っ張ってしまった」と嘆いたという。それでもSNS上では「この悔しさはフル代表で晴らしてくれ」「彼がいなければ決勝トーナメントには行けなかった」など労うコメントが多数並んだ。この経験を糧に、さらなる飛躍に期待がかかる。

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