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【MLB】ドジャース正念場の8月突入、厳し過ぎる対戦カードに懸念 米記者「非常に興味深い事態になり始める」

  • 2024.8.3
ドジャース・大谷翔平(C)ロイター
SPREAD : ドジャース・大谷翔平(C)ロイター

ナ・リーグ西地区首位のドジャースは2日(日本時間3日)から、敵地オークランド・コロシアムでアスレチックスとの3連戦を迎える。現在地区2位のパドレスとは4.5ゲーム差に縮まっており、シーズン序盤のような独走状態ではなくなっている。8月は強敵との対戦が続くため、地元記者も懸念を示している。

■パドレスに圧倒的有利な8月スケジュール

ドジャースは、11勝13敗の負け越しで7月を終えた。負傷者続出の中で投手陣が崩壊し、月間の防御率がメジャーワースト3位の「5.36」まで落ち込んだ。ムーキー・ベッツ内野手ら主力を欠いた打線も月間打率.237と振るわず、得失点差「-33」とカバーしきれなかった。
一方、ドジャースを追走する2位パドレスは、7月13勝9敗と堅実に勝ちを積み上げた。7月30日(同31日)のトレード期限では、ドジャースも獲得を目指していたクローザー候補のタナー・スコット投手ら、ブルペン陣を大幅に強化。若手有望株を多数失ってまで勝負に打って出た。
8月のスケジュールも対照的で、ドジャースはア・リーグ西地区最下位のアスレチックスとの3連戦を終えたあとは、勝率5割以上のチームとの対戦のみ。5日(同6日)からは、強打を誇る東地区首位のフィリーズと3連戦。9日(同10日)からは、ワイルドカード争いを繰り広げる好調パイレーツを迎え撃つ。その後も、中地区首位ブルワーズ、カージナルス、マリナーズ、レイズと続き、極めつけは月末27日(同28日)から、ア・リーグ東地区で首位争いを続けるオリオールズとの3連戦が待ち構えている。ハードな対戦カードが目白押しだ。
対するパドレスは下位チームとの対戦がほとんどで、ドジャース専門ポッドキャスト『インサイド・ザ・ラビーン』で司会を務め、米スポーツ専門局『ESPN』の番組にもゲスト出演するブレイク・ハリス記者によると、「パドレスはメジャー全体で2番目に簡単な残りスケジュールとなっている」とのこと。同記者は両チームのゲーム差が接近していることに触れ、「非常に興味深い事態になり始めるかもしれない」と、今後の展開に注目している。

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