1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 【初対面で会話が続かないときに役立つ5つの技】 話題に困ったときどうふるまう?

【初対面で会話が続かないときに役立つ5つの技】 話題に困ったときどうふるまう?

  • 2024.8.3

教えてくれたのは…… 人付き合い・コミュニケーションのプロ 山﨑拓巳さん&石原加受子さん

山﨑拓巳さん
事業家、ビジネスコーチ。コミュニケーションやモチベーションアップをテーマにしたセミナーや勉強会を全国で開催。著書に『正しい八方美人になる秘密人づき合いのコア 』(かんき出版)、『やる気のスイッチ』(サンクチュアリ出版)など。

石原加受子さん
心理カウンセラー、心理相談研究所「オールイズワン」代表。セミナー、グループワーク、カウンセリング、講演を通じて、心が楽になる方法を提案している。著書に『心理学でわかる 女子の人間関係・感情辞典』(朝日新聞出版社)など。

初対面の人付き合いの技5つ

テクニック#01 まずは自分自身に寄り添い 自分の「欠け」を受け入れる

「今の時代、人付き合いは多種多様な価値観を認めて“寄り添うこと”が大切です。でもその前に、自分に寄り添うことが最も大切。自分の欠点を否定せずに受け入れる力(ネガティブケイパビリティ)があると、人の欠けも認めることができ、人付き合いが好転していきます」(山﨑さん)。

「人と接するときに、相手の感情ばかりを気にして自分がどう思っているのか気づかない女性が多いのです。まず、自分がどう思っているか自問自答しましょう」(石原さん)。

テクニック#02 相手に関心を示すことが大事とにかく質問をしてみる

「初対面の人と接するときは、相手にスポットライトが当たるように話すことが大切。会話をしながら、相手の興味があることを探り、そこをふくらませることがポイントです」(山﨑さん)。

それには、いろんな角度から相手に質問を投げること。そのなかで、相手の声が少し大きくなったり、話すスピードが速くなったり、前のめりになったら、そこが相手が喜ぶポイント。さらに質問を重ねていきましょう。そうするうちに、相手がどんな人なのかという理解も深まります。

テクニック#03 相手の素敵な姿を映すと初対面でも距離が縮まる

人付き合いが得意な人は、自分という鏡に相手の素敵な部分を映す能力が高い人だと語る山﨑さん。

「『 人が好きなので、この仕事をがんばれるのです』という人がいたなら、『だと思いました。○○さんは、とても人を大事にされているのが伝わります』というように 、相手が気に入っているであろう部分を鏡に映すようにしてみましょう。その人はうれしくなってあなたに好感を抱き、初対面でもグッと距離が近づきます」(山﨑さん)

テクニック#04 会話が続かない人はひとつの質問からさらに3つ質問を重ねることを意識

「ワークショップでは、出会って3分以内に、相手の素性を聞き出すレッスンをします。ひとつ質問して、相手が答えたら、自分が知識や関心がないことでも、『だったらさ…』『となると…?』と話を続け、その間に次の質問を考えます」(山﨑さん)。

コツは本当の好奇心をもって話を聞くこと。そんな風にいろんな人の話を熱心に聞いていると、相手も関心をよせられて喜ぶだけではなく、幅広いエピソードが蓄積されて、話のネタも増えていきます。

テクニック#05 人を覚えるのが苦手な人はアドレス帳にキーワードをメモする習慣を

「日々多くの人に会うけれど、すぐに忘れてしまう…という人は、アドレス帳などに会話内容のメモを取る工夫を」(山﨑さん)。

挨拶をしたあと、名前の由来や出身地、家族構成などについて話をしたなら、その内容を簡単にメモ。次回会った時に、ふとした雑談でその話を持ち出すと、相手は「ちゃんと覚えていてくれたんだな」と感じて、さらに心理的な距離が近くなります。

illustration:Kayo Yamaguchi text:Ema Tanaka

リンネル2024年7月号より
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

元記事で読む
の記事をもっとみる