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歴史的銅メダルのフェンシング女子フルーレ団体 「4年後も楽しみにしていて」宮脇花綸、喜び爆発【パリ五輪2024】

  • 2024.8.3
左から宮脇花綸、上野優佳、菊池小巻、東晟良(C)ロイター/USA TODAY Sports
SPREAD : 左から宮脇花綸、上野優佳、菊池小巻、東晟良(C)ロイター/USA TODAY Sports

パリ2024オリンピック」は1日(日本時間2日)、フェンシング女子フルーレ団体の3位決定戦が行われ、日本がカナダを33-32で下し、銅メダルを獲得した。フェンシングで日本女子のメダル獲得は初。男子エペ個人でも加納虹輝が金メダルを獲得しており、1大会における複数メダル獲得も日本初となった。

■最後は1点差で逃げ切る

東晟良上野優佳宮脇花綸、決勝でリザーブから昇格した菊池小巻で臨んだ日本。第1ゲームはエースの上野が登場し、3-3のスコアで宮脇にバトンタッチ。第2ゲームも5-5で終え、東につなぐ。すると、ここでも両者譲らず、第3ゲームを終えた段階で10-10という白熱の展開で推移した。
第4ゲームで日本が動く。宮脇に変わって左利きでリザーブの菊池を投入。14-13とリードを奪うと、第5ゲームでは上野が5点を奪って19-14と突き放した。しかし、その後は一進一退の攻防が続き、32-29で最終ゲームに突入。日本は再び上野が登場したが、残り49秒で33-32の1点差に迫られた。しびれる展開となったが、最後は何とか逃げ切り、歓喜の瞬間を迎えた。

■個人戦の悔しさ晴らす

大接戦を制し、銅メダルをつかんだ女子フルーレ団体の選手たち。試合後のインタビューでは喜びを口にした。上野は「(最後は)怖かった。でもチームのみんなが信じてくれていたので勝ち切るだけだと思って戦った」と振り返った。また、宮脇は「私が日本代表に入った時は五輪に出るのが目標でメダルは考えられない状況だったが、そこから良いコーチ(フランス人のボアダンコーチ)が来てくれたりして強くなった」とコメント。そして「これからも頑張って行くので、4年後も楽しみにしていて」と声を弾ませた。
個人戦では東、上野、宮脇の3人全員が1回戦敗退。ショックを引きずりかねない状況だったが、うまく気持ちを切り替えて快挙を達成した。

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