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<蚊に刺されて入院!?>「かゆいけど、そのうち治るでしょ」→ 翌朝、手がパンパンになっていて!?

  • 2024.8.2

たかが虫刺され……そう思っていても、自分の体調や持病などによっては大変なことになるケースもあります。これは筆者が実際に経験したお話。たかが虫刺されと思っていたのですが、入院治療が必要なほどの大騒ぎになりました。

画像: <蚊に刺されて入院!?>「かゆいけど、そのうち治るでしょ」→ 翌朝、手がパンパンになっていて!?

ガンの手術

私は2年ほど前に、乳がんの手術を受けました。
進行が速く、リンパ節にも転移があったため、リンパ節郭清というリンパ節を切除する手術を行いました。

退院時に、担当の先生から「リンパ節を切除すると感染症に弱くなるんです。特にキズや肌の保湿には気を付けるようにしてくださいね」と言われていました。
ただ、その頃の私は肌の保湿などよりも術後の傷の痛みが酷かったので、「わかりました」と聞き流してしまっていたのです。

たちの悪い蚊

手術を受けた翌年の夏、我が家の周辺では蚊が大発生していて、いつもの年よりも刺されることが増えていました。
たちの悪い蚊なのか、刺されるとものすごい痒みがあり、虫刺されの薬を塗ってもなかなか治らなかったのです。

前日に虫刺されで腕に強い痒みがあった私は、虫刺されの薬を塗って寝たのですが、朝起きると手が腫れてパンパンに!
腕全体が熱を持っていて、若干痛みもある……急いで病院へ連絡し受診をすると、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という聞いたことのない病名を診断されました。

蜂窩織炎って……?

蜂窩織炎とは、皮膚の傷などから細菌が侵入し、皮膚とその下にある脂肪組織などに炎症を引き起こす病気のことなんだそう。
ガンの手術でリンパ節を切除していた私は、「重症化するリスクが高いので、入院して抗生剤の点滴を打ちましょう」と言われ、急に入院することになってしまいました。

確かにその頃には腕は全体に腫れあがり、シャツの袖がパンパンになるほど。
皮膚は真っ赤で、自分の腕じゃないような感覚になっていました。

医師からお叱り

担当の先生には「リンパ切除した人は、虫刺されや水虫なんかもダメなんですよ? 注意してもらわないとね」と怒られてしまいました。
たかが虫刺されと思っていたのですが、術後の私にとっては注意しなければいけないことだったのです。

その後、抗生剤の点滴を行うと、3日ほどで炎症が収まりました。
看護師さん曰く「虫よけは必須よ! 面倒なら長袖・長ズボンで過ごすくらいがちょうど良いの!」とのこと。
年々猛暑日が増えるような状態で長袖・長ズボンはキツイなぁと思っていると、「自分の身体が昔とは違うって思っていないとダメよ!」と、さらにお叱りを受けてしまいました。

トラウマに

それからというもの、私の夏の過ごし方は一変しました。
蚊に刺されることやケガをすることに恐怖を感じるようになってしまい、あんな小さな『蚊』に怯える夏を過ごしています。

ただ、入院はもう嫌なので、先生や看護師さんの言う通りにしなければいけないと自分に言い聞かせています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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