【那珂川】古いアメリカ映画で見たようなハンバーガー屋さん出現！

こんにちは。趣味は乗り物、特技は食べ歩きのリビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ほっぺた親爺” です。 古いアメリカ映画の一場面、若者が田舎街のガソリンスタンドに併設されたカフェで、コーラ片手にハンバーガーを食べる光景って、印象深く覚えていませんか？ 今回は、そんな雰囲気をバッチリ感じることができる 「SUNDRY CAFE（サンドリー カフェ）」を紹介します。

上り坂の右カーブ手前、星条旗、のぼり旗が目印

場所は、福岡市南区から東脊振トンネルに向かう国道385号線の、那珂川上流にある中ノ島公園のチョット手前。 片側１車線の快適な道路で、上り坂の右カーブに差し掛かる直前にあります。星条旗、のぼり旗が目印です。 スピードが出ていると、目印に気付いても止まれないので、事前に場所を確認してから出かけましょう。 店舗の先に２台分の駐車場が用意されています。

この日は、駐車場にオープンカー、店舗前にはハーレーダビッドソンが駐車中。 ２台とも、ほっぺた親爺と同年代のおじ様で、乗り物好きが集まる絵になるお店です。

正面から見た全景です。 元々、自宅ガレージをオーナー自ら改装し、今年３月９日にオープンした開店４カ月のお店です。 見た感じ ”プロの仕上がり” の外装で、左側の茶色部分が客席、右側の黄色部分がキッチンです。 愛らしい人形が手を挙げてお出迎え。

店内にはオーナー好みのアメリカ小物で溢れる

店名の「SUNDRY CAFE（サンドリー カフェ）」は、直訳すると『雑貨喫茶』。 オーナーに伺うと、オーナー好みのアメリカ小物でごちゃごちゃにした喫茶店とのこと。 実際、店内に一歩足を踏み込むと、ミニカー、人形、看板などアメリカで流行したグッズで溢れた空間で、見ているだけでも飽きません。もちろん、BGMには古き良きアメリカンが流れていました！この時点で、早くもアメリカ映画の出演者の一人になっています。

カウンター越し、キッチンに立つオーナーの齊藤さん。 店内には、カウンターに最大２席、テーブルが２人席、４人席がそれぞれ設けられています。 どの席からも、アメリカの小物類が目に飛び込み、オーナーとの会話も楽しめる距離感です。

基本は４種類のハンバーガー。さらにアジフライバーガー

牛100％の自家製パテ と、丹精込めた無添加の自家製ソース の ハンバーガー が基本中の基本。 これにアメリカ産チェダーチーズを載せた人気No.1の チーズバーガー、特製たまごとチーズ入り サンドリ―バーガー、厚切りベーコンとレタスの入った BLTバーガーの４種がラインナップ。 さらに、アジフライを使った アジフライバーガー がお薦めメニューとして用意されています。 オーナーのこだわりキーワードは、「オリジナル」×「手作り」でした。

セットメニューも用意されており、フライドポテト、フライドオニオンが添えられています。 バーガーとドリンクを何にするか？ それだけ決めればOK！

グリルで調理する齊藤オーナー。 自慢の自家製パテとベーコンの焼き加減に全神経を集中！ 良い感じで焼けています。

今回オーダーしたのがこれ。人気No.1のチーズバーガーです。 フライドポテト、フライドオニオンともに、揚げたてのシャキシャキ。 卓上に用意されていたケチャップを垂らすと、お皿の上はＵＳＡです。

今回の計測タイム。 齊藤オーナーご協力のもと計測したところ、本日の標高10.5センチです。 バンズ（下）、アメリカ産チェダーチーズ、自家製パテ、自家製ソース、那珂川産のオニオン、トマト、レタス、バンズ（上）の８階建て構造でした。 那珂川産のトマトとレタスの状況で、その日の標高に違いがでるそうです。 やはり、那珂川の水・土壌・太陽で、立派に育った野菜はとてもいい感じです。

標高10.5センチのチーズバーガーをぎゅっと圧縮して食べやすくしたものの、それでも６センチほど。 少しづつ口に入れましたが、パテは柔らかく、ソースは甘くて、旨味が詰まった美味しい一品でした。

バンズは那珂川の地元パン屋さんに特注、パテ、ソースなど、ハンバーガーの基本構成物が全てオーナーの想い溢れるレシピで作られたものなので美味しいのは当然。ほっぺた親爺は、とても新鮮なトマト、レタスに最優秀助演賞級の良い仕事！と、思いました。

さて、セットでオーダーしたドリンクは、このお店の雰囲気にバッチリのCocaCola。 瓶だけが運ばれてきて、さてコップは？状態となりました。

実は、コップの提供はなく、自分で栓抜きで開けるとのこと。 いや～何年振りに栓抜き、それも壁に設けられた栓抜きを使ったか？と、とても懐かしく思うとともに、瓶でそのまま飲むことですっかり気分はアメリカン！

小さなお子さん、お孫さんを連れて行って、栓抜き体験させてあげるのも良いですね。

オーナーを中心にお客さんで賑わうお店

厨房の冷蔵庫にこれでもか‥という位に貼られたステッカー、シール類。 お客さんから頂いたもの、交換したものとのことですが、数と種類に驚きました。 開店してまだ４カ月足らずなのに、これだけのお客さんに愛されているお店です。 自宅ガレージを自分で改装するエネルギー、最高のハンバーガーを作るためのレシピ開発と製造努力、店舗を楽しい空間に仕上げるアイデアなど、オーナーの魅力あってのことだと思いました。

店舗裏の那珂川に面した空間は、天然芝の上に４人掛けのテーブル席が設けられていました。 夜のバータイムには焚火を囲みながらクラフトビールを楽しむ空間とのことで、最高の雰囲気です。 訪問した昼間は、愛犬を連れた親子連れがちょうどご来店。 ワンちゃんも家族の会話に参加しているようで、楽しい時間を過ごされていました。

那珂川のお店って、こういうスペースが有って良いですね。