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アンクル丈は時代遅れ! Z世代に習う、クルーソックスの粋な履きこなし方

  • 2024.8.2

Z世代に言わせてみると、ミレニアル世代のファッションは基本的にダサい。その代表例がスキニーデニムだが、どうやら最近では靴下も世代間で賛否が分かれるアイテムのようだ。

今の時代は、どうやらクルーソックスが主流のよう。夏でもスニーカーを履くときは、足首が隠れるものにするのが鉄則。ショートパンツスカートに合わせるならハイソックス。Z世代の間では、このようにロング丈がおしゃれの極みなのだ。一方で、私みたいな90年代生まれのれっきとしたミレニアル世代は、くるぶし丈の靴下を何の疑問もなく履いている。まさか選ぶ靴下の長さで自分のおおまかな年齢がバレる日が来るとは思ってもみなかったが、時代遅れとされている短めのソックスを履いている時点で、Z世代ではないことは一目瞭然なのだろう。

確かにシューズインソックスには、2010年代のノスタルジーが漂う。当時はパンツの裾をロールアップし、素足でローファーを履く男性も多かった。それから10年以上が経ち、ファッションは確実に進化している。そう考えると、靴下のトレンドも変わって当然だ。

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しかし、一体いつからクルー丈が定番となったのか?「私は昔から、アンクルソックスはとてもダサいと思っています」とZ世代の同僚であるファッションライターのハナ・ジャクソンは言う。「何だか手抜きしているみたいで、だらしなく見えるんですよね」。同じくZ世代のアソシエイト・コンテンツ・マネージャーのフローレンス・オコナーも、アンクル丈の靴下はダサいと批判。足首は別に見せるものではないとも言った。「おまけに、しょっちゅうずり落ちて、靴擦れしやすくなるじゃないですか。長めのソックスだと、そんなこと気にすることないのに。クルーソックスにするか、痛い目に合うかですね」。見た目だけでなく、実用性も高いから人気なのは明らかだ。そしてオコナーが指摘したように、実際にクルーソックスはアンクル丈のものよりも、履き心地が断然いい。

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Z世代の好みはさておき、最近はファッショニスタとして名をあげているセレブたちの間でも、クルーソックスを取り入れたスタイリングが人気だ。今夏だけでもエマ・コリンポール・メスカルジャスティン・ビーバーなどが、ドレスシューズに白ソックスといった組み合わせを披露している。コリンやメスカルのように、シックなシャーリングスカートやマイクロ丈のボクサーパンツなどに白いクルーソックスをマッチすると、なぜか全体的によりドレッシーで洗練された脚見せコーデが完成する。

普段はトレンドなどさらさら気にしないのだが、今回ばかりはZ世代に同意せざるを得ない。ソックスは隠すよりも、思いっきり見せた方が垢抜けて見える。靴下とボトムの長さのバランスさえ気をつければ、ダサい呼ばわりされることはなさそうだ。

Text: Christian Allaire Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

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