夫婦で「共通の趣味」を楽しんでいたが → 娘が産まれても【父親の自覚ゼロ夫】に「いい加減にして！」

皆様に趣味はありますか？趣味とは人生を豊かにし、自分自身を高めるものでもありますよね。
筆者の友人夫婦は、そんな趣味で出会った2人。しかし、その趣味が原因で大喧嘩に……！？何があったのか友人から話を聞きました。

自転車競技で出会った2人

A子さんの夫は、自転車競技が趣味でした。
元々A子さんは友人が参加する大会に応援に行ったのですが、夫はその大会に出ていたのです。
そこで2人は知り合い、そのまま意気投合！
A子さんも一緒に競技を始めて、2人がお付き合いするまでに時間はかかりませんでした。

結婚してからも、2人の趣味は変わりません。
一部屋を丸々自転車専用部屋にし、そこで筋トレをしたりトレーニングをするほどでした。

しかし、娘が産まれるとA子さんの生活は一変しました。
家事と子育てに追われる日々で、自転車なんて全く触れることは出来ません。

ところが、なぜか夫は全く変わらないのです。
「試合前だから」と部屋にこもり筋トレ、「減量するから」とわざわざ自分の分だけ別の食事メニューを指定してくる始末。

何も変わらず趣味を楽しみ続ける夫に、少しずつイライラが溜まっていったのです。

ある休日のことでした。
リビングにいたはずの娘が、いつの間にか自転車部屋に入っていたのです。
ガシャーン！と大きな音がして、慌てて部屋へ行くと……。

大声で泣く娘と、壊れてしまった夫のメダル立てがありました。
手が届く位置にあったので、触れて倒してしまったのでしょう。
幸い娘はどこも怪我は無く、ホッとしていると、

「ふざけんな！あっち行けよ！」

夫はまさかの大激怒！！
大声で怒鳴り、娘は顔を真っ赤にして泣き叫んでしまったのです。
さすがに頭に来たA子さんは、夫に言い返しました。

「そもそも部屋の鍵をし忘れてた事と、娘の手が届く場所に置いていたのが悪いんじゃないの！？」

少しは反省するかと思いきや、なんと夫は不貞腐れてそのまま自転車部屋から出てこなくなったのです。

プロでもなんでもないので賞金も出ないうえ、遠征費など何かとお金がかかる競技。
いつまでも独身気分で趣味を優先し、さらに娘に暴言まで。
そんな夫に、いい加減愛想が尽きそうです……。

せっかく趣味がキッカケで出会えたのに、その趣味で仲違いしてしまうのは悲しいですよね。
いつまでも趣味を楽しみたい夫の気持ちもわかりますが、物事には優先順位があるのも忘れてはいけません。どうかしっかり話し合って、また一緒に競技を楽しめますように。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yuki.K