「小さかった頃より難しい」思春期男子に教えることの難しさ｜俺は、女子ってわからない

安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの息子、中3の長男・ハルくん。女の子に対し苦手意識を持っていたハルくんでしたが、ひょんなことから同じ学校に通う中学1年生の女の子・桃花ちゃんと手作りのお菓子を交換する約束をします。一緒にお菓子作りをしてほしいと懇願された母・ふくこさんは、寝不足の中、息子のお菓子作りをサポートすることに。材料などを用意し、あとは見守るだけと思っていたものの、失敗するのを恐れて自ら取り組もうとしないハルくん。いったい何があったのでしょうか…。『俺は、女子ってわからない』第11話をごらんください。

ハルくんは、初めてのケーキ作りで失敗を恐れてしまったようですね。

自分で作る！と決めたハルくん。てんてこまいになりながらも一生懸命作る姿は応援せずにはいれませんが、思春期の子どもにものを教えたり、伝えたりすることは、思っている以上に難しいもの。ふくこさんの気持ちにもつい共感してしまいますね。

不慣れな「女子との交流」戸惑う長男と、そっと支える母の話

思春期真っただ中の15歳・ハルくん。仲間内では異性にまつわる話も増えてきますが、ハルくんはなかなか自分をだすことができません。考えすぎると何を話したらいいのか、会話のキャッチボールのタイミングを見失いがちになるようです。

この作品の中で、シャイなハルくんは1人の女の子に声をかけられます。後輩の女子・桃香ちゃんはどうやらハルくんへの恋心をいだいている様子です。しかし、そんな関わり合いには慣れていないハルくんはSNSの返信などで悩み、母・ふくこさんに相談を持ち掛けます。

年頃になっても母親にさまざまな相談ができる安田さん親子の関係性が、とても温かいですね。『俺は、女子ってわからない』は、異性との関わり方に悩む思春期男子の姿や、母との対話を描く物語です。

著者：ぽん