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10日間髪を洗わずに、商品をテスト! ブレイク・ライブリー、「リンス要らず」の新ヘアケアブランドをローンチ

  • 2024.8.2

筆者のバスルームはセレブが手掛けるブランドのビューティー製品でいっぱいだ。ジェニファー・アニストンのブランド、ローラヴィー(LolaVie)のグロッシング・ディタングラー(Glossing Detangler)を使った後、リアーナによるフェンティ・ヘア(Fenty Hair)のシャンプー&コンディショナーで髪を洗う。朝はビヨンセのセクレド(Cecred)のヘアオイルを馴染ませて、スタイリングを仕上げる。それが、今のヘアケアルーティンだ。

そんな中、筆者はこの1週間、ブレイク・ライブリーの新ヘアケアブランド、ブレイク・ブラウン・ビューティー(Blake Brown Beauty)の製品を密かに試していた。正直、髪の見た目も香りも最高で、このラインの虜になってしまった。

ブレイク・ブラウン・ビューティーは8月4日、アメリカの大手チェーン「ターゲット(Target)の店舗とオンラインストアで発売される。2タイプのシャンプー、2タイプのマスク、ドライシャンプー、洗い流さないトリートメント、プレシャンプーマスク、そしてムースからなるラインアップで、価格は18.99〜24.99ドルを予定している。

「私は昔からずっと髪に興味を持っていて、実はヘアケアの分野で多くのチャンスを頂いてきました。本業の俳優業よりもね」とブレイクは話す。彼女のブロンドヘアは有名だ。「私は髪をほとんど変えたことがない。私の好きなスタイルが、私の特徴になった」と話すように、ブレイクと言えば美しいブロンドヘアのイメージがある。

新ブランドの「ブレイク・ブラウン」は、セレブリティーによるものかどうかに関わらず、最近ローンチされた他のヘアケアブランドとは異なる立場をとっている。一つ目のポイントは、コンディショナー(リンス)がないこと。それは、ブレイク自身がリンスを使ったことがないことに由来する。

「私は今から20年ほど前から(リンスの代わりに)マスクを使い始めた。ホテルで荷物に入れ忘れた時以外、コンディショナーは使わない。コンディショナーを使うのは緊急事態みたいなもので、使うと、髪をちゃんとブラッシングできない感じになる」

コンディショナーの代わりに、ブレイク・ブラウンで2タイプのシャンプーとマスクを展開する。

「私はまず髪を洗ってからヘアマスクをオンして、時間が許す限り他のことをする。すこし時間をおいてから、マスクを流すのがポイントです。髪にもう少しケアが必要な時は、マスクを少し残しておいて、完全には洗い流さない。お団子ヘアにして2〜3日放置しておくの」

筆者が個人的に試した限りでは、シャンプーは泡立ちがとても良く、髪を汚れをきれいに落とすが、全て取り去ってしまった感じはしない。マスクが髪を温かくハグしたような感じで、髪が重たくならずに滑らかさと潤い、輝きを与えてくれた。

Harper's BAZAAR

ブレイクは性能の良い製品を作ることをモチベーションに掲げ、クリーンでありながら、自身が長年使ってきたサロンブランドよりも安価にすることを目指した。

ブレイク・ブラウンの製品は高級製品の処方に着想を得ていながら、25ドル以下だ。「ケラスターゼが昔から大好きで愛用しており、私の髪を変えた製品。だけど、私たちは全く異なる方法で作り変えました。自分がまといたくなるような香りで、もっと手に入れやすい価格にして。製品もパッケージもクリーンなものにこだわりました」

ブレイク・ブラウンの製品は、ライブリーがデザインし、彼女のジュエリー好きを反映した100%PCRの幾何学的なボトルに入っている。きちんと重ねて棚にまとめられ、どんなバスルームにも目立たず調和するように作られている。

「みんなに『100%PCRにしない方がいい。不完全なものができるから』と言われたけど、私はそれが好きなんだからいいの!」とライブリー。髪をスタイリングした後で、わざとクシャクシャにすることがよくあると言う。「幾何学には完璧さがあるけど、プラスティック自体は不完全なもの。リサイクルしたものを使って、(また)再生するのだから」

ブレイク自身がおすすめするアイテムは、「Milky Sandalwood Rich Reset Pre-Shampoo Mask」。有名なフィリップ・キングスレーのエラスティサイザー(Elasticiser)に着想を得た商品で、くたびれた髪を丈夫にリセットするビーガン処方のアイテムだ。濡れた髪に塗布して20分間、あるいは一晩放置してから、シャンプーで洗い流す。

「私の髪が、ブリーチやどんな道具も使ったことがないようなバージンヘアみたいな感じになった。髪が生まれ変わったような気がして、1日中自分の髪を触りながら歩き回ったわ」

他の3製品は、スタイリング製品だ。

「私は80年代に育ち、当時はヘアムースが主流でした。復活させたい気持ちがあり、作り上げたのがBlake Brown Blackcurrant Vanille Glam Mousseです。 オールバックにして、お団子を作ればジェニファー・ロペスのようなグラマラスなスタイルに。ポニーテールや大きなカーリーヘアも仕上がり、さらにサロン帰りのような美しいボリューム感も実現する。しかも何日も効果が継続するアイテムなのです」

また、ブレイクは髪を7〜10日間洗わないでおくという厳しい条件下で、「Amber Vanille Dry Shampoo」をテストした。「私がドライシャンプーを使うのは、髪の毛をどうしても洗えないとき。忙しい朝は誰しもが経験することですが、妥協してドライシャンプーを手にとってほしくなかった。これだから、使いたいと思えるような製品にこだわりました」

そう後押しするドライシャンプーは「軽くて美しく」、ダークな色の髪にも白く残らず、ブラシで梳かして簡単に落とせる。

在らない流さないオイルの「Bergamot Woods All-In-Wonder Leave-In Potion」は、シャワー後にスプレーすると、髪のもつれをほぐして輝きを増し、ベルガモットやピンクペパーコーン、アプリコット、トンカの香りとともに髪に潤いを与える。

全製品の香りはライブリーが一番大事にしたポイントで、プロダクトを重ね付けてもうまく調和し、どんな香水をつけてもいいように、調香師と一緒にムスク(麝香)やバニラ、肌に近いような香りを開発した。

バニラやアンバー、サンダルウッドは全製品に共通する香りで、彼女が大好きだったけれど、今では廃番になったバーバリーの「Burberry the Beat(バーバリー・ザ・ビート)」の香水にインスパイアされたという。

ブランド名は、自身のセレブリティとしての地位を利用せず、それとなく私生活に寄せたくて、あえて父の苗字を使ってブレイク・ブラウンにした。「私のことを好きでなくても知らなくても、このブランドを好きになれる。だって素晴らしい製品だから」

Translation: Mitsuko Kanno from Harper's BAZAAR.com

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