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【農家直伝】ゴーヤーで「佃煮」作ってみた!苦味ゼロ&レベチなまろさの秘訣は「五倍酢」!!…ってなに?

  • 2024.8.2

夏真っ盛り、ゴーヤーの季節がやってきました! ゴーヤーってチャンプルーにするとおいしいんですよね。ただ、一癖ある野菜なだけに、それ以外の調理法をなかなか思いつきません。 そんなときに、鹿児島県の農家から教わったのが、なんと「ゴーヤーの佃煮」。 え、苦くなりそう…と思ったんですが、「五倍酢」という強力な調味料を使って、超フルーティーに仕上げるんですって。 ゴーヤーの佃煮とは…五倍酢とは…気になり過ぎるので作ってみます!

「五倍酢」とは



はい、こちらが噂の五倍酢です!
その名の通り、通常のお酢を5倍に濃縮して作った濃いお酢だそう。
今回お取り寄せしてみたのですが、作る前にどんなものか小さじ1/4程を飲んでみたら…舌が五倍酢の味を知覚する寸前に、喉に匂いの先制パンチを食らい盛大にむせました(笑)。
酸っぱい物は好きな方ですが、こんなにむせたのは初めて。しかも、まだ飲みこんでもいないのにこの威力…恐るべし、五倍酢!!

それでは、この作る前から威力最強な五倍酢を使って「佃煮」を作っていきましょう。

フルーティーな甘味♪「ゴーヤーの佃煮」



材料(4人分)
ゴーヤー…500g
ちりめんじゃこ…20g
かつお節…10g
白いりゴマ…大さじ3

[煮汁]
三温糖…150g
濃口しょうゆ…30ml
薄口しょうゆ…30ml
五倍酢…20ml

作り方
1.ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたを取り除き、厚さ5mmほどに切る。



白いわたの部分をスプーンですくうと簡単に種が取れます。



2.湯通しして、硬く絞っておく。





茹で上がりは緑色がぐんと鮮やかになりました。



熱いので布巾等を使って絞って下さいね。

3.鍋に煮汁の調味料を入れて煮立て、ゴーヤーとちりめんじゃこを入れて、煮汁が少なくなるまで煮詰める。







火加減は強火でどんどん煮詰めましょう。
煮詰めても五倍酢の威力はなかなか無くならず、手で扇いだだけでもツンとした香りが鼻にきます!




汁気が無くなり、ゴーヤーが飴色になったらOK。

4.火を止めかつお節をいれて、残りの水分を吸わせたら、最後に白いりゴマを入れる。





鍋の底から大きくかき混ぜて出来上がり。



パクっと一口食べてみると、一瞬「え!?りんご入れたっけ!?」と思うほどのフルーティーな風味が口いっぱいに広がります。な~に~こ~れ~!!
あのむせ返るほど強烈な匂いにパンチを食らっていたので、てっきりすごく酸っぱいのかと覚悟していましたが…ぜんぜん酸っぱくないです!!(驚)

強火でしっかり煮詰めたので出来上がりはパラっとしていて、ゴーヤー同士がくっついていません。成功~♪

ですが、ゴーヤー特有の苦味も最後にしっかり感じます。
うんうん、やっぱりゴーヤーはこうでなくっちゃね!子どもの頃は苦手でしたが、大人になってこの苦味を摂取することで、体がとても健康に、そして夏バテに効く気がしておいしく食べられます。

まさかあの五倍酢がこんな変化を遂げるとは…んー例えるならなんだろう?
みんなが大好き「ドラえもん」の横暴なジャイアンが、映画版になると別人のように良いヤツになるみたいな衝撃…っていったら分かりやすいですかね?(笑)



試しに、家にある普通のお酢でも作ってみました。
見た目はあまり変わりませんが、五倍酢のときに感じたこっくりとした甘さと比べると、だいぶあっさり目でパクパク食べやすい味です。

これでも十分おいしいですが、せっかく作るならやはり五倍酢で作ってもらいたいな~!
五倍酢初体験の方はぜひ、作る前に匂いを嗅いで一回むせてから、グツグツ煮て変貌を遂げたゴーヤーの佃煮を食べてみて♡(笑)きっとその変貌ぶりにどハマりしちゃいますよ~。

このためだけに五倍酢をお取り寄せしても後悔なし!「ゴーヤーの佃煮」をぜひ作って、五倍酢の魅力を感じてみてくださいね。

★今回のレシピは、鹿児島県 JAあいらの広報誌「あいら」2018年9月号「AIRA KOMACHI Cooking」からの提供でした。ぜひこちらもご覧ください。
https://ja-aira.or.jp/wp-content/uploads/2018/09/magazin1809.pdf

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