1次リーグを首位通過し、準々決勝では強豪スペインと対戦することが決まっている男子サッカーU-23日本代表。ここまでの全3試合を無失点に抑えて勝ち上がったが、その鉄壁守備を支えているのがGK小久保玲央ブライアンであることは明らか。米スポーツ専門局『ESPN』も好セーブ連発の守護神を取り上げ、紹介している。
■「コクボの活躍で日本は手強い存在に」
好セーブを再三披露し、決勝トーナメント進出の立役者となったブライアン。3試合連続無失点を演じた守護神は話題となり、X(旧ツイッター)では名字の「小久保」をもじった「国防ブライアン」がトレンド入りするほどの人気となった。
『ESPN』も注目し、「レオ・コクボの活躍により、日本は五輪で完璧な成績を維持し、ますます手強い存在となっている」との見出しを掲げ、大岩剛監督率いるチームを取り上げた。
同メディアは「日本の戦いぶりを見ると、彼らは1968年メキシコ五輪で獲得した銅メダル以上の夢を描いているのかもしれない」とし、金メダルを視界に入れていると示唆した。
そして「レオ・コクボのような選手が守備ラインの最後にいることが大きな助けとなっている」と主張。その上で「日本のGKは不屈のパフォーマンスで相手を寄せつけず、ファインセーブを連発している。日本は彼の力もあり、1次リーグを無失点で切り抜けた2チームのうちの1チームになった(もう1チームはフランス)」と称賛した。
■スペインとの準々決勝は激闘の予感
また、同メディアは「もし大会ベストイレブンを選ぶとしたら、最近ポルトガルの名門ベンフィカからベルギーのシントトロイデンに移籍したコクボが背番号1を着るナンバーワン候補だろう」と記し、大会最優秀GKの座は決まったようなものだと訴えた。
決勝トーナメントに向けては「日本は簡単に負けるようなチームではない。彼らはコクボのように負け知らずの守護神を持ち、ますます手強い存在となっている」と説明し、準々決勝は激闘になると予想した。
世界にその名をとどろかせているブライアン。準々決勝でも無失点なるか、無敵艦隊スペインとの一戦でも「国防」発揮に期待がかかる。