1. トップ
  2. レシピ
  3. どんぶりの王道"親子丼"

どんぶりの王道"親子丼"

  • 2024.8.1

鶏肉、卵、ご飯が渾然一体となって、口の中に幸せを呼び込みます。親子丼はシンプルな料理だけに、小さな手間が「もっとおいしく」のカギ。簡単、おいしい、栄養たっぷりのどんぶりレシピを料理研究家の田口成子さんに教えてもらいました。

どんぶりの王道"親子丼"

■“親子丼”のつくり方

卵は2回に分けて加え、口に入れたときに優しさを感じるように火を通します。
鶏肉は霜降りにしてから煮ると、たれが洗練された味に仕上がります。


◇材料 (2人分)

卵:3個
鶏もも肉:1/2枚(150g)
玉ねぎ:1/2個(100g)
三つ葉:1/2束(25g)
★ 煮汁:
・ だし汁*:2/3カップ
・ 醤油:大さじ2
・ 酒:大さじ2
・ 砂糖:大さじ1
・ みりん:大さじ1
温かいご飯:2人分


*かつお節でとったもの。

(1)鶏肉の下ごしらえ
鶏肉は冷蔵庫から出して常温にもどし、余分な皮、肉からはみ出した脂肪を取り除く。

鶏肉の下ごしらえ
鶏肉の下ごしらえ

(2)切り込みを入れる
肉の厚い部分に切り込みを入れて開き、厚みを等しくする。

切り込みを入れる
切り込みを入れる

(3)筋切りする
白い筋に浅い切り込みを入れる。

筋切りする
筋切りする

(4)そぎ切りにする
幅2cmの棒状に切り、向きを変えて2cm角のそぎ切りにする。

そぎ切りにする
そぎ切りにする

(5)下ゆでする
鍋に湯を沸かして塩少々(分量外)を加え、鶏肉を入れる。表面が白っぽくなったらザルにとり、水気をきる。

下ゆでする
下ゆでする

(6)野菜をカットする
玉ねぎは横半分に切って縦方向に幅7~8mmに切る。三つ葉は長さ2cmに切る。

野菜をカットする
野菜をカットする

(7)卵を溶く
ボウルに卵を割り入れ、菜箸を立てながら切るようにしてほぐす。

卵を溶く
卵を溶く

(8)煮汁をつくる
フライパン(直径22cm)に煮汁の材料を入れて煮立てる。

煮汁をつくる
煮汁をつくる

(9)鶏肉を加える
鶏肉と玉ねぎを入れ、蓋をして中火で煮る。沸騰したら弱火にし、7~8分煮て火を通す。

鶏肉を加える
鶏肉を加える

(10)溶き卵を加える
蓋を取り、中火にして溶き卵の2/3量をフライパンの中心から周囲に向かって回し入れる。

溶き卵を加える
溶き卵を加える

(11)三つ葉を加える
三つ葉を散らす。

三つ葉を加える
三つ葉を加える

(12)残りの溶き卵を流し入れる
卵の一部が固まり始めたらすぐに、残りの溶き卵を同様に流し入れる。

残りの溶き卵を流し入れる
残りの溶き卵を流し入れる

(13)仕上げ
ひと煮し、火を止める。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「田口成子 料理研究家」

料理学校講師から料理研究家として独立し、懐石料理店で日本料理、イタリアでマンマの味、インド婦人の下でカレー料理など、各国の料理を精力的に学ぶ。その好奇心はとどまるところを知らず、家庭菜園を10年間行なって野菜を研究するほか、魚への興味が高じて『おさかなマイスター』を取得。現在は、食育にも取り組んでいる。


この記事は『技あり!dancyuどんぶり』に掲載したものです。

文:遠田敬子 写真:白根正治

元記事で読む
の記事をもっとみる