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<何のために働くの?>忙しい日常で忘れがちな【働く目的】を思い出させてくれた「上司の言葉」

  • 2024.8.1

あなたは何のために仕事をしていますか? 仕事をするのは当然、お給料をもらうためでしょう。ボランティアで働いている方はいないと思います。しかし、日々忙しく同じ業務を繰り返しているうちに、本来の目的を見失っている方も多いのではないでしょうか? 今回は仕事をする目的を見失っていた私に、上司が話してくれた時の体験談を紹介します。

画像: <何のために働くの?>忙しい日常で忘れがちな【働く目的】を思い出させてくれた「上司の言葉」

個人面談

私の勤める会社では年に数回、上司との個人面談があります。

私の勤め先は、全国展開していて転勤が当たり前の会社で、上司は毎年あちこちへ異動。そのため、個人面談は今期の目標設定をする場ではありますが、ある意味新しい上司との自己紹介の場でもあります。

新任上司

その年、期が変わるタイミングで女性上司のAさんが、私の職場に新しく赴任されてきました。例年通り、新任上司のAさんと個人面談をおこなうことになります。

いざ私の面談の順番が来たとき、Aさんから「やりたいこととか実現したいこと、大切にしていることはある?」と聞かれました。

私はいつものように「営業成績全国1位を目指しています。そのためにマメな連絡を徹底していて、個人的にデータをまとめていて~」と仕事のスタンスや目標を語り始めようとしました。

「ちょっと待って!」

すると、私が話し始めてすぐに「ちょっと待って!」とAさんが言葉をさえぎったのです。

(なにかまずいことを口走ったかな?)と不安に感じているとAさんは「そうじゃなくてね、えーっと……。私はね、夫が大好きなの。だから夫と毎年海外旅行に行くことを目標に仕事をしてるの。そんな風にそもそも仕事をなんのためにしているのか聞かせてもらえる?」と今おこなっている業務とは関係のないそもそもの働く意義について話し始めました。

これまで何人も上司が入れ替わり、たくさんの上司と面談をおこなってきましたが、面談で仕事以外の話をした上司はいませんでした。

Aさんはもっと根本的に、部下がなんのために働いていて、何を楽しみにしているのか、プライベートまで考慮して考えてくれる方だったのです。

まとめ

仕事をする理由は人それぞれだと思います。

私の場合は毎日おいしいものが食べたいだとか、家族で年に1度くらいは旅行したいだとか、そういった気持ちが根底にあります。しかし、忙しい業務をこなす日々で、仕事優先になり食事の準備に時間をかけたり、家族のために休みを取ったりはいつの間にかおろそかになっていました。

Aさんとの面談がきっかけとなり、初めて仕事をする意味を考えさせられて、より一層プライベートの充実のために頑張れるように意識が変わりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A

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