『ほんの入り口』が届けるベターライフブックス。今週の本『あしたから出版社』

This Month Theme  明日を生きるための言葉に出合える本。

Book of the Week『あしたから出版社』島田潤一郎 著（ちくま文庫）

いつまでもふとんの中にいられない、そろそろ明日のことも考えたい。「決心さえすれば、だれでも、あしたから、あたらしい肩書きくらいはつけることができる」（p.16）果たして、そうか？ 読む前には首をひねるかもしれないこのことばも、島田潤一郎の七転び八起きのエッセイに笑ったり泣いたりした後には、胸にスッと沁みてくる。まずはこの本を入手して、口絵写真の、自転車を漕ぎ出す島田さんに自分を投影してみましょう。このまなざしの先には何があるのか。自分なら、どこを目指すだろう。頭木弘樹の解説を先に読んでもOK。あしたから、何しよう。

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ほんの入り口

2023年５月にオープン。いろいろな世界の「入り口」になるような本や場を提供している。その一環として、「未読本の読書会」を定期的に開催している。 住所：奈良県奈良市船橋町１番地 営業時間：11:00〜18:00 定休日：※都度、SNSで発信。