都会と田舎いいとこ取り《2拠点生活》老後の夢もかなえる！？ デュアルライフの実態やいかに

“いま注目”されている暮らし方

一つしかない生活の拠点を二つにする「二拠点生活（デュアルライフ）」。さまざまな働き方やライフスタイルが認められるようになった今、注目を集めている暮らし方です。2拠点生活の暮らし方やメリットについてご紹介します。

2拠点生活とは、その名の通り暮らしの拠点を2か所に設ける生活のことを指します。都会と田舎にそれぞれ1つずつ拠点を置き、平日は都会で仕事をして、土日は田舎でのんびりスローライフを過ごす……といった暮らし方が一例です。その他、メインの拠点先で日々の生活を送り、長期休暇の際にもう1つの拠点でじっくりとレジャーを楽しむなどといったスタイルもあります。

2拠点生活が注目されるようになった理由の一つには、会社から離れた場所で仕事をするテレワークや、自宅で勤務する在宅ワークが広く認められるようになったことが挙げられます。ワークスタイルの多様化により、以前はスケジュールに余裕がある人だけがかなえられるものだった2拠点生活という暮らし方が、多くの人に適用できる暮らし方へと変わっていったようです。

2拠点生活送ることで “心と体”に与えるメリットにはどんなものがあるのか？ まず一つ目は、生活拠点が二つになると出会いや経験もその分増えることから、毎日に刺激が増えます。これまで知り合えなかった人たちと友人関係になったり、新しい分野に興味関心を持つようになったりとまだ知らない自分に出会えることもあるかもしれません。二つ目は、暮らしの場所を切り替えられることから心と体のリフレッシュが期待できます。仕事や家庭でストレスを抱えていても、別の拠点に移って一新した環境で過ごすことで、オンとオフも切り替えやすくストレス発散につながります。3つ目は、都会と田舎のそれぞれのメリットをいいとこ取りできる点です。子供がいる家庭であれば、都会と田舎暮らしの両方を体験させてあげられるので成長にも大きく関わります。さらに、老後は自然豊かな場所で暮らしたい……と将来に望みを残すのもいいですが、2拠点生活では今すぐにその夢をかなえることができます。

2拠点生活は、条件もありますが自治体によっては移住支援制度が利用できることも。コストを抑えつつ2拠点生活を実行できるので、興味のある人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

（笠原加帆）