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女子アナが集うと噂の“六本木の某店”に潜入。エルメスのケリーベルトが大活躍な理由とは?

  • 2024.8.1

お気に入りのレストランに行くとき、意外と迷うのが洋服選び。

もちろん自分が一番きれいに見えて、気分があがる服がいい。さらに欲をいえば自分の個性が透けて見えるような、とっておきの一着を身にまといたいもの。

そこで本連載では、都会のグルメシーンを彩るファッションを紹介する。

今回登場するのはフリーアナウンサーの佐々木真奈美さん。彼女が選ぶ思い出のレストランと装いを見ていこう。

▶前回:港区でグルメな夜を堪能するときのファッションは?30歳女性の上品な肌見せスタイル


撮影/品田健人

東京カレンダー


佐々木真奈美さん。北海道出身の37歳。早稲田大学卒業後、山形テレビアナウンサーを経て独立。「TBS NEWS」キャスターや、講師業をしたのち29歳で渡米。NYのロイター通信社でキャスターとして活躍する。

現在は「日経CNBC」の経済キャスターを務めながら、「一人でも多くの日本人が新しいチャレンジに一歩踏み出せる社会を創る」をビジョンに昨年、話し方総合スクール「Speak+(スピークプラス)」を開設。これまでに1,500人超のビジネスパーソンや起業家、タレントの指導を行う。

よく行くエリアは銀座、代々木上原。好きなお酒はハイボール。

仕事帰りにアナウンサー仲間と集う店 @『マーサーブランチ 六本木』


彼女が選んだ思い出のレストランは、六本木駅徒歩3分に位置するレストラン『マーサーブランチ 六本木』。

昼のイチオシは卵料理を中心としたホテルの朝食を思わせるNYスタイルのブランチメニューと、焼き立てのフレンチトースト。夜はピザやパスタ、メインディッシュがずらりと並ぶ多国籍なメニューを楽しむことができる。

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グルメな佐々木さんが「アナウンサー女子会の最適解レストラン」だと太鼓判を押す同店。

彼女が頻繁に訪れていたのは20代後半の頃だが、その理由のひとつが勤務先からのアクセスの良さ。周辺には数々のキー局が点在するため、同業の仲間とよく足を運んだのだ。

「私が働いていた赤坂のTBSからも歩いてすぐ行ける。番組出演後にアナウンサー仲間とランチをしたり、休日のブランチをしたりなど、使い勝手がいいので本当にお世話になりました。

騒がしい六本木駅周辺から少し離れた落ち着いた場所にあり、雰囲気も良くゆったりできるところがお気に入りです」

女子アナたちが集って語り合う内容は、日々の仕事や恋愛の相談、キャリアの決断など多岐にわたった。

そんな彼女の番組出演帰りのファッションに迫る!

私の名店服① サテン素材のフラワーワンピース/「ポール・スチュアート」


軽やかなサテン素材が上品なワンピースは、淡い色彩の水彩画のようなデザインが特徴。着用するだけで可憐な印象を演出する。

「ポール・スチュアート」で¥88,000で購入


「アナウンサーは出勤してから衣装に着替えることがあるので、着脱しやすいワンピースを私服に選ぶことが多いんです。

オフィスにも対応可能だけどリラックスして着られるワンピースを常に探している私ですが、過去一番好きなものに出合いました。サラっとしていて着心地もばっちり」と佐々木さん。

元々はストレートなシルエットの一着だが、彼女のようにウエストをベルトで締めることで女性らしい体のラインが強調され、お出かけ仕様に様変わり。

というのも、このベルトも万能アイテムなのだ。

私の名店服② ケリーベルト/「エルメス」


佐々木さんが「グルメな『東京カレンダー』読者の皆さまへ一番の推しです」と教えてくれたのが「エルメス」のケリーベルト。

ホワイトを使用してみるとその使いやすさに魅了され、半年後に2本目として、色違いのエトゥープ(グレージュ)を購入したという。

「エルメス」で約18万円で購入。カラーはエトゥープ


「何と言ってもポイントはサイズ調整ができるところ。ケリーベルトには穴がなく、ワンタッチで長さを変えられるんです。美味しいものを食べすぎてお腹が苦しくなったときに、こっそりと広げることができる優れものです(笑)」と佐々木さん。

美食を心ゆくまで堪能しながら、エレガントにコーディネートを引き締めることができる、まさに艶やかな外食シーンにふさわしいベルトといえそうだ。

カラバリも豊富だが「『エルメス』の公式サイトをチェックしていると、たまに好きな色が出てきますよ」と教えてくれた。

バッグも「エルメス」でそろえる、これぞ大人の上品コーデ
「カバセリエ 46」は約60万円で購入。ベージュトーンの「ロデオチャームMM」がアクセントに!


しなやかなレザーの一枚革で仕立てられている「カバセリエ 46」。シンプルな美しさはもちろんのこと、収納力や軽さといった機能面も抜群でファンが多いコレクションだ。

「司会の仕事をするときはPCが必須。そのほかにもA4資料を毎日持ち歩くので、大きめサイズのバッグの出番は多いです。こちらはトートバッグでもチープにならず、上品に持てるところがお気に入り。お店で出合ったときは購入を即決しました」

2年ほど前から「エルメス」の魅力に気付いたという佐々木さん。仕事帰りにふらりと店舗に寄ることも多いが、誰かからのプレゼントではなく自ら購入しているそうで――。

「自分のお金で買ったほうが圧倒的に達成感を味わえるので。頑張って稼いだあとの、ひとつの喜びです」と笑顔を見せた。

私の名店服③ トリニティ リング/「カルティエ」


「食事をしているときに一番目に入る体のパーツは手。そのためレストランに行くときはお気に入りのリングを身に着けます」という彼女がセレクトしたのは、1924年に誕生して以来、多くの女性から愛されてきた名品「トリニティ リング」。

自分への誕生日祝いで、約30万円で購入


「仕事柄シリアスなニュースの現場に行くこともあるのでネイルは基本NG。その分リングで楽しむようにしています」というアナウンサーらしい一面も。

「トリニティ リング」にはホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドの3色が入っているから、ベルトやバッグ、どんな色のジュエリーとも合わせやすいところもポイントだ。

レストランを尊重し洋服選びをする楽しさ


「レストランの空間と自分がマッチすることで、心からその場のグルメを楽しめるようになる気がするんです」と佐々木さんは言う。

実は今回のコーディネートも『マーサーブランチ 六本木』の雰囲気に合うように考えてきてくれたものだった。

「中央には暖炉がありウッディーなカラーが基調のお店なので、そんな雰囲気に合わせて洋服もベージュやブラウンのカラーが入ったものを選びました」

あくまで主役はレストラン。その空間になじむように絶妙なトーン&マナーでコーディネートを考えるという気遣いは、さすがの一言だ。



今後楽しんでみたい“名店服”として、NYにある予約の取れない三ツ星レストラン『Per Se(パセ)』へドレスアップをして行きたいと語る。

「NYでは有名なお店で、マンハッタンの外資金融に勤める一流ビジネスマンがここぞという重要な会食で利用したり、素敵なニューヨーカーたちがデートをしたりする高級店です。いつかNYに戻ったら、ボディーコンシャスな真っ青のワンピースを着て行ってみたいな」と佐々木さん。

世界各国の店を尊重しながらファッションを考え、唯一無二の食事を堪能する。これぞ“名店服”の楽しみ方だろう。

私の思い出のレストラン 『マーサーブランチ 六本木』@六本木


佐々木さんの思い出の味は「ブランチで訪れるとほぼ100%食べる」という「ブリオッシュフレンチトースト」。

ブランチメニューにはすべて「ブリオッシュフレンチトースト」が付き、さらに10種類あるメインディッシュから好きな一皿を選ぶことができる。

中でも不動の人気No.1メニューが「サーモンのタルタルとアボカドとポーチドエッグ ディルソース」(¥2,200)だ。

「サーモンのタルタルとアボカドとポーチドエッグ ディルソース」&「ブリオッシュフレンチトースト」(¥2,200)


「アボカドの甘みとサーモンの旨みはなんでこんな最強のマッチなんでしょうね。最高です」と佐々木さん。とろ~りポーチドエッグを絡めていただこう。

ほかにも「自家製ソーセージとポーチドエッグ カポナータ添え」や「Staub鍋 挽き肉とナスのトマト煮込み」(各¥2,200)など気になるメニューが並ぶ。ぜひお気に入りの一皿を見つけてみてほしい。

東京カレンダー


「『ブリオッシュフレンチトースト』はふわっふわな食感が堪りません」と佐々木さん。

大きな暖炉を囲むメインダイニングとは別に、3組限定の隠れ家的なラウンジソファシートも


都会に集う女性がホッとひと息つける『マーサーブランチ 六本木』。その使い勝手の良さを感じるのは何もアナウンサーだけではないだろう。

いざというときのためにぜひ押さえておきたい一軒だ!


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