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8月5日からコミュニケーションのソムリエ、水星が逆行しつつ乙女座から獅子座へ

  • 2024.8.1

まだまだ暑いさなかですが8月7日に暦の上では「立秋」を迎えます。一年中で一番寒い季節、冬まっ只中、節分の翌日の「立春」と並ぶ日です。夏の暑さが極まり、秋に向けて季節が変わり始める日とされるので、陽が沈む頃には涼しい風が吹いていたのかもしれません。

でもでも、これだけ暑いと違和感でいっぱい…ですよね…。

外出時に道を歩くときは街路樹の木陰を探しながら、炎暑でメラメラと音をたてそうな道を気絶寸前でトボトボ…の情けないエミールです。

こんにちは、どうしていますか? お元気でしょうか?

ホントに暑くてめちゃくちゃですね。 もうこうなれば夏は三食かき氷で済ませたいところですが、それでは栄養失調になってしまいますし…なやましいところです。

清少納言は枕草子の中で「春は曙、夏は夜」というので、まぁここは夜の風情を楽しむことにしましょうか。

さて、このどうにもならない暑さを「チリリン~チリリン~」と涼しげな音色で打ち水をしてくれる風鈴。

最近ではあまり見かけなくなりましたが、ひと昔前には夏になると、どこの家でも軒下に吊るしていたものでした。

ご近所の人たちの会話も 「家のはね。南部鉄の風鈴でいい音色でしょう」といえば

「あら、ウチのは沖縄のお土産にもらった貝殻のヤツ。シャラシャラ音がしてエキゾチックでしょ」と風鈴自慢。

実はこの風鈴、ルーツは古代中国に遡り、占いや魔除けに使われていたようです。 そこで、もう少し風鈴のことが知りたくなって調べてみました。

風鈴起源のお話で一番有力説は「占風鐸」(せんぷうたく)説。

これは古代中国でつくられた占いの道具であり、風向きや音の鳴り方で政治やその他のことを占ったようです。

三国志の中に風向きで吉凶を判断したという記述があるので、風や雲、水のうねりなど自然界から送られてくる信号に耳を傾けたりしながら観察をしたのでしょうね。

日本には平安時代に仏教と共に伝わってきた史実があります。 風鐸と呼ばれ、占いと言うよりはむしろ「魔除け」として使われるようになりました。 四隅に音が鳴るものを置くことで結界を張っていたのかもしれませんね。

時代は変わり江戸になると、ガラス製の風鈴の登場です。

時代劇の中で悪代官が老中に「殿によしなにお取次ぎください」など、南蛮渡来の珍しいものを出世の貢ぎ物にしてもおかしくないかも (>_<)

明治から大正、昭和へ移ると技術力が向上して、風鈴も鉄やガラスの他に様々な素材のものが私たちの生活の中にも入ってきました。

いつか地方出張に行った折り、火箸でできた風鈴を見かけましたが、独特の澄んだ音色に感心したものでした。

ここまで書いたところで、夏の終わり頃には空調を止めて軒下の風鈴で涼をとるのも悪くないような気がしてきました。

日が傾いた夕暮スレスレの時間に少し大きめの団扇とキンキンに冷えたスイカ。

空から降ってくるような蝉しぐれを聴きながら「今年の夏も暑かったわね」などと家族と話しながら、初秋の準備をする…。

でも、残暑が厳しいそうなので、このシナリオの実行は無謀かなぁ~。

ところで、先日同級生女子A子(昔、昔の)から電話…

>A子「心をこめて挨拶をしたのに相手が素気ない態度で、すっごくイヤな気分になったんだよね。私って器が小さいのかしら」

>エミール「ん~。誰だってそんなことあるよ。私も時々、えっ、不愉快!って感じることあるし、そんなに深く考えなくてもいいんじゃない?」

>A子「メールの返信も殺風景だと一瞬イラッとする」

>エミール「そうそう、その一瞬というワードがポイントなんだよね。これって、目の前の出来事に対して瞬時に生まれる感情で自動思考っていうの。 でもこの自動思考は悪いことばかりではなくて、綺麗なものを見たり、素敵な曲を聴いた時に、心にストンとハッピーな気持ちを落としてくれることもあるんだよ。

だから、一瞬、あーイヤな感じと思ってもネガにとらえない方がいいと思うよ。 みんな忙しいので言葉を省略したり、飛ばしたりすることがあるんじゃないかな?

本意はまた別のところにあるかもしれないので、いちいち考えすぎないようにネ」

>A子「なんだか、気がラクになった。近々、会おう!なにか美味しいものでも食べに行こうよ~」 と…こんな結末でした。 やはり、人間が感情の動物というのは本当のようです。

8月5日からコミュニケーションのソムリエ、水星が逆行しつつ乙女座から獅子座へと戻ります。

良かれと思ってやったことが、すぐに評価されないような場面もありそうですが、自動思考である負の感情に支配されないように気をつけてくださいね。

では、お互いに元気で夏をのりきりましょう

エミール

上野は不忍池 カラスの風鈴と満開の蓮

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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