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いざモルディブへ、心と身体を癒すリトリート旅のすすめ

  • 2024.7.31
北マーレ環礁に位置するフヴァフェンフシ。
北マーレ環礁に位置するフヴァフェンフシ。

モルディブほど魅力的なリトリートの旅先はない。インド洋に浮かぶこの島国は、ターコイズブルーの海にきめ細かい白浜のビーチ、緑豊かなジャングル、壮大なサンゴ礁など、自然の美しさで有名だ。それだけでも訪れる価値はあるが、約2,000の島々に点在するラグジュアリーホテルは、1つの島に1つのホテルしかない「1島1リゾート」という贅沢な環境で、最高のホスピタリティを提供する。

では、その魅力を最大限に堪能できるベストシーズンはいつか? 11月から4月の乾季は、雨が少なく湿度も低いため、日中は真っ青な空と海に眩しいほどの日差し、夜は澄み切った星空と穏やかな波音を楽しめる。スキューバダイビングやシュノーケリングなど、マリンスポーツを存分に楽しむのにも最適だ。一方、5月から10月までの雨季は降水量が増え、短時間ながらもスコールに見舞われることも少なくない。天候不順で滞在中のアクティビティが制限されてしまうが、宿泊料金やフライト料金はハイシーズンの乾季より安くなり、お得に旅行できる。

ほとんどのリゾートは、水上飛行機かボートでしかアクセスできないため、そこに行くこと自体が冒険のように感じられるはずだ。そんな非日常の世界へと誘う5つ星ホテルを紹介する。

【フヴァフェンフシ】モルディブ唯一の海中スパでヒーリング

Huvafen Fushi - Pavilion

モルディブの公用語、ディベヒ語で夢の島を意味するフヴァフェンフシ(Huvafen Fushi)は、首都マーレ・ヴェラナ国際空港から水上ボートで約30分の小さなプライベートアイランドにある。島の大きさは、徒歩で一周するのに15分ほど。水上とビーチフロントを合わせて40棟のバンガローと6つのパビリオンは全室プール付きで、フレンドリーな熟練の専属バトラーやスタッフがもてなしてくれる。

客室は全6タイプ。2023年にリニューアルされた水上バンガローは、サンライズ側かサンセット側を選べ、ラグーンに面したプライベートデッキからターコイズブルーの海に足を踏み入れることも可能だ。リビングルームにベッドルーム、そしてバスルームのどこからでもインド洋のパノラマビューを楽しめるレイアウトになっている。

「SpaQuarium」
Huvafen Fushi Spa Underwater Massage「SpaQuarium」「SpaQuarium」

特筆すべきは、世界初の海中スパだ。水深6メートルにある「SpaQuarium」のトリートメントルームからは、島を囲むサンゴ礁とそこに生息する美しい熱帯魚を眺めることができ、さながら水族館のよう。シグネチャーメニューの「UNDERWATER DREAM」は、リフレクソロジー、ツボ押し、指圧のテクニックを組み合わせたトリートメントで、リラクゼーションと安眠を促す。施術を受けながら幻想的な水中世界を垣間見ることができ、至福のひとときを味わえる。

「Vinum」
「Vinum」

多彩な食体験も、旅の醍醐味のひとつだ。朝食は、絞りたてのジュースや栄養満点のアサイーボウル、色鮮やかなフルーツやペストリーなど豊富なメニューを用意するグローバルダイニング「CELSIUS」で。ランチは、ヤシの木陰のビーチサイドで手作りピザやパスタなど地中海料理の数々を「FOGLIANI’S」にて、あるいはオーガニック食材を使ったローフードを360度オーシャンビューの水上レストラン「RAW」で楽しみたい。隣接するシグネチャーレストランの「SALT」は、ペルーのエッセンスを取り入れた日本風居酒屋ダイニングだ。水平線に沈む夕日を眺めながらのディナーは、忘れられない夜になるはず。

美しい海を望む開放的な空間のレストランは絶対に外せないが、もし趣向を変えた夜を過ごすならモルディブ初の地下ワインセラー「Vinum」を予約してはいかがだろう。世界中からセレクトした625以上の銘柄、約5000本ものワインボトルが所蔵されており、ソムリエ厳選のペアリングディナーを堪能できる。

フヴァフェン フシ(Huvafen Fushi)

North Malé Atoll, 08390, Republic of Maldives

+960 664 4222

https://www.huvafenfushi.com

【モーベンピック リゾート クレディヴァル モルディブ】インド洋の絶景を見ながら心身を再生

ヌーヌ環礁に位置するモーベンピック リゾート クレディヴァル モルディブ。
Mövenpick Resort Kuredhivaru Maldives - Arrival Jetty aerial.jpgヌーヌ環礁に位置するモーベンピック リゾート クレディヴァル モルディブ。

スイス発祥のモーベンピック リゾートは、世界中に80以上のホテルを展開する日本未進出ブランド。ヴェラナ国際空港より水上飛行機で約45分のヌーヌ環礁に位置するのが、モーベンピック リゾート クレディヴァル モルディブ(Movenpick Resort Kuredhivaru Maldives)だ。水上飛行機から降り立つとアイランドホストが出迎えてくれ、チェックインのためにバギーでレセプションに案内してくれる。チェックインは、モーベンピックの専用アプリでも手続き可能だ。

客室は全6タイプで、海に面した水上ヴィラが72棟、ビーチヴィラが30棟、3ベッドルームのビーチレジデンスが3棟。もっとも部屋数が多く人気の高い水上ヴィラは、140平方メートルの広々としたつくりで、オーシャンビュー、サンライズビュー、ラグーンビューの3つに分かれている。すべての部屋にプライベートプールが付き、ココナッツの殻を再利用したドアやバリから輸入した温かみのある家具などに彩られた室内は、南国らしい空間だ。天井から床までの全面ガラス窓から差し込む自然光も心地よい。

朝日が降り注ぐ屋外デッキにあるプールで1日を始めるのもまた一興だ。プールに浮かぶ大きなトレーにコーヒーや紅茶、フルーツなど並べてサーブしてくれる「フローティング・ブレックファスト」をオーダーすれば、海を眺めながら寛ぎ、そのままひと泳ぎできる。そもそもモーベンピックは、スイスのレストランにルーツがあるだけに食にも力を入れている。

ホテル内には3軒のレストランがあり、東洋から西洋まで幅広い多彩なメニューが揃う。竹作りの屋根がひときわ目を引く「ONU Marché」は、穏やかな風が吹き抜ける開放的な空間。ビュッフェスタイルの朝食にディナー、そして毎日午後4時から5時までの「チョコレートアワー」に無料でスイス産チョコレートやモーベンピックアイスクリームなどを味わうことができる。

メインのインフィニティープールのそばにある「Latitude 5.5」では、シーフードやイタリアンピッツァ、パスタ、サラダ、ヨーロッパやロシア料理など、多国籍グリルを提供。オープンキッチンで魚の炭火焼や肉料理が調理される様子を眺めるのも楽しい。美しいインド洋を見渡せる絶好のロケーションにあるのが、ファインダイニングの水上レストラン「Bodumas」だ。刺身や天ぷらをはじめ、日本料理から着想を得たメニューの数々をラインナップしている。

「Bodumas」
「Bodumas」

ありのままの自然を思いきり堪能できる環境にいるだけでも癒しになるが、せっかくならスパやアクティビティで心身をトータルケアしたい。バリ風のインテリアがエキゾチックな「Sun Spa by Healing Earth」のトリートメントルームは、トロピカルな熱帯林の中に3室、透明度が高い海の上に5室の全8部屋。施術に使用するのは、オーガニック・エッセンシャルオイル、フェアトレードの植物原料、シアバターなど、アフリカ大陸から厳選して取り寄せたプロダクトだ。心と身体をほぐすトリートメントメニューを多数用意しており、訓練を積んだセラピストが究極のリラクゼーションへと導いてくれる。

「Sun Spa by Healing Earth」
「Sun Spa by Healing Earth」

アクティブ派なら24時間オープンしているフィットネスセンターをはじめ、テニスコートやビーチバレーボールコートなどで身体を動かすのも良し。専任のヨガインストラクターが常駐しており、一部のクラスを無料で受講できる。水中の世界を探索したいなら、ダイビングセンターへ。ボートに乗らずとも直接海に飛び込めば、島を囲む珊瑚礁に生息する熱帯魚の美しさを目の当たりできる。手つかずの自然のすばらしさを実感するはずだ。

モーベンピック リゾート クレディヴァル モルディブ(Mövenpick Resort Kuredhivaru Maldive)

Kuredhivaru Island, 20026, Republic of Maldives

+960 656 3000

https://movenpick.accor.com/en/asia/maldives/kuredhivaru/resort-kuredhivaru.html

モルディブ政府観光局日本事務所 公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/visitmaldivesjapan

※本記事はモルディブ政府観光局とリゾートの協力を得て提供しています。

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