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彼の言動にドン引き… 結婚目前のカップルが乗り越えらえなかった「過酷な試練」とは【前編】

  • 2024.7.31

交際後に順調に関係が進展し、結婚の話が出ることもあるでしょう。婚約をしたのなら、幸せでいっぱいのはず。夏希さん(仮名・29歳)もかつてある男性と婚約しましたが、思いがけない事態が発生して関係が揺らいでしまったそう。いったい何があったのか、詳しく話を伺いました。

友人夫婦と一緒に富士登山へ

「2年ほど前、親しくしている友人夫婦に“富士山に登らない?”と誘われました。私は山登りが趣味で、富士山も以前に登頂済み。久しぶりに登りたいなと思いました。
そのころ、私には結婚を前提に交際していた彼、颯太(仮名)がいたので、彼を誘ってみると“登ってみたい!”と興味を示しました。結婚前の二人の絆を試すいいイベントかもしれないと、“力を合わせて登り切ろう”と盛り上がり、友人夫婦に同行させてもらうことになりました」

前日に泥酔状態の彼

「登山の前日は、颯太が私の家に泊まることになっていました。ところが、お酒を飲みに行ってしまったようで、深夜になってやっと来ました。かなり酔っており、早朝出発なのに大丈夫かなと心配すると、“余裕”と自信満々に言うのです。
早朝3時、友人夫婦が車で迎えに来てくれました。颯太はやはり酒が抜けておらず、車に辿り着くのもやっとの状態。そして、行きの道中はずっと寝っぱなし…。朝5時に5合目に到着し、ようやく目を覚まし、動ける程度には回復していたようでした」

8合目でギブアップ

「初心者向けのルートを辿りましたが、颯太の足取りは重く、フラフラ。“酒が抜ければ問題ない”と言うものの、かなり辛そうでした。友人夫婦も私たちのペースに合わせてくれて、休憩を挟みつつ、なんとか8合目に到着。そこで、颯太が“もう無理”と。“3人で先に行って”と言うのです。
8合目でも十分に景色は素晴らしいですが、山頂に辿り着けばさらに大きな達成感が味わえます。それに、“力を合わせて登り切ろう”“写真を撮って結婚式で使おう”とも話していたのに…。彼はそれらすべてを放棄したのです」

調子のいい彼に腹が立ち…

「友人夫婦をあまり待たせるわけにもいかず、颯太を置いて3人で先を進み、山頂に辿り着きました。達成感はあるものの、何かが欠けているような物足りなさが……。下山を始めて8合目まで戻ってくると、颯太はすっかり酒も抜け、爽やかな顔をしていました。一緒に山を下り、温泉に浸かって、食事をとりました。颯太はもうご機嫌です。まるで登り切ったかのように振る舞うので、なんだかイラッとしました。
するとそこで颯太が、“スマホがない”と言い出したのです。“下山途中で落としてきたかも……”と。どこまで迷惑をかけるんだと、呆れました。私は、“取りに行ってくれば?”と突き放すように言ってしまいました。この日を境に、私たちの関係は一気に悪い方向に進み始めましたね」

“山登りをキッカケに彼との信頼関係が崩れた女性の告白”をご紹介しました。
山登りで二人の絆を試したもの、見事に跳ね返されてしまったようです。しかし、それこそが彼の人間性だったのでしょう。
©wheeljack/Adobe Stock ©Akemi/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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