シングルスで躍動の平野美宇が挑むベスト8をかけた戦い　異質ラバーのインド選手と激突、準々決勝では韓国エースと対戦の可能性【パリ五輪2024】

「パリ2024オリンピック」の卓球競技は31日、シングルスの2回戦が行われ、第8シードの平野美宇（木下グループ）は朱成竹（香港）と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利し3回戦進出を決めた。
自身初の五輪シングルスで2試合連続ストレート勝ちした平野は、ベスト8をかけてマニカ・バトラ（インド）と顔を合わせる。

■第1ゲームのデュースを制す

平野は朱成竹と対した2回戦では相手の粘りの前に第1ゲームはデュースにもつれ込む。重要なゲームを13－11でものにすると、その後も拮抗した展開のなかで、鋭いバックからのフォアにサービスも織り交ぜて対応。11－5、11－8、11－9でその後のゲームをものにし、2試合連続のストレートで勝ち進んだ。
平野が3回戦で対するのはバトラで、異質ラバーの使い手として知られる。1回戦はアンナ・ハーシー（ウェールズ）相手に4－1で勝利すると、2回戦では世界ランキング18位のプリティカ・パバド（フランス）相手に圧巻の4－0ストレート勝ち。平野が2戦2敗と苦手にしていた相手を退けてみせた。
平野は勝利すればこの後行われるシン・ユビン（韓国）とリリー・チャン（アメリカ）の勝者と対戦する。シン・ユビンは今大会混合ダブルスで銅メダルに輝いており、シングルスでは第4シード。対戦が実現すれば、興味深い戦いとなる。
自身初の五輪シングルスで順調な勝ち上がりを見せる平野が、インド選手では初の3回戦進出を果たしたバトラ相手にどのような戦いを見せるのか。