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「あまりにもしんどい」「見る勇気が出ない」命がけの選択がもたらした“悲惨な末路”にSNSでも悲鳴

  • 2024.12.27
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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

魚豊による漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』。第13話では、異端審問官・ノヴァクに捕まったオクジーとバデーニの容赦ない拷問シーンが描かれた。資料を全て燃やしてしまったため、異端研究の証拠が残されておらず“悪夢のような状況”を受け入れるしかなくなったオクジーたち。バデーニのとった行動は、はたして正解だったのだろうか。

拷問によって崩れていくオクジーの顔

剣を向け戦うオクジーとノヴァクだったが、異端審問官の増援がやってきたことでオクジーは敗れてしまう。彼が目を覚ますと、異端審問所内の医療施設でノヴァクたちにとらわれていた。ノヴァクになにか知っているか聞かれるが、「俺は何も知らない」と答えるオクジー。

「君が材料だ」ノヴァクがそう言うと、扉から現れたのは捕まったバデーニだった。すると、ノヴァクはバデーニの目の前でオクジーを痛めつけ始める。協力者であり仲間であるオクジーを拷問することによって、バデーニに情報を吐かせようという魂胆だ。

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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

バデーニがノヴァクの質問に「いいえ」と答えるたびに、オクジーの顔はボコボコにされひどい有様に。殴られたことによってオクジーの片目はひどく腫れてしまい、ノヴァクの持っている棒からは血が滴った。

ノヴァクによるオクジーの拷問に対してSNSでは「拷問シーンきっっっっつ……」「バデーニとオクジーをノヴァクが審問するシーンの息をのむ重厚さが凄い」「漫画はすんなり楽しんで読めたけどアニメで見るとエグさ増すなぁ……」「なかなか見る勇気が出ない。怖い」「チ。があまりにもしんどい内容になってきてる、、」「直接的な拷問シーンがなく、オクジーの顔がどんどん崩れていくのが余計怖い」との声があがった。

証拠を全て燃やしたのは“正解”だったのか?

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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

オクジーたちが拷問を受ける前、回想のなかでオクジーが書いた本をバデーニが燃やすシーンが描かれた。バデーニの衝撃的な行動に対してSNSでは「オクジーの本、バデーニ燃やした!躊躇なく!こいつは鬼か!」「せっかくオクジーくんの書いた本を前置きなく即燃やすのは鬼畜だろ」と驚きの声が続出。

オクジーの本をためらいなく燃やしたことで、地動説の資料が詰まった石箱を谷底に投げ捨て、中の資料も全て燃やしたと言うバデーニの言葉にも納得感が生まれている。「証拠は全て燃やしたほうがいいに決まってる」とバデーニは語っており、たしかに一理あるのだ。

ただ、資料を全て燃やしてしまったせいで提出する証拠がなくなり、情報を吐く以外にバデーニたちが拷問から逃れられる手段を失ってしまった。地獄の一連の流れをつくってしまったバデーニ。こう考えると、証拠を全て燃やしたのは失敗だったのかもしれない。

しかし、地動説の研究を守り抜く他の方法を用意していたのであれば、バデーニのとった選択は間違いとは言い切れない。オクジーたちは拷問に耐えるしかない悪夢のような状況になるが、地動説の研究は残されるからだ。自分たちはどうなってもいいから地動説の研究だけは残すというバデーニの強い意志が、証拠を全て燃やすという行動に詰まっているように思う。

ついにノヴァクによる地獄の拷問が始まってしまったオクジーたち。第13話のラストでは、さらなる拷問器具を手に取るノヴァクのカットが。この拷問器具は以前も登場しており、口に突っ込んで動かすと口が裂けてしまうというおそろしいもの。続きが観たいような、観たくないような……という複雑な気持ちになる『チ。』から目が離せない。

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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

チ。 ―地球の運動について―
ABEMAでは『チ。 ―地球の運動について―』毎週土曜日夜24時10分より無料独占・見放題最速配信
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/568-32
【(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会】


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari