「トラウマ級」「ビビッて泣くわ」人体模型の“衝撃的な行動”に視聴者驚愕…“大人気秋アニメ”

龍幸伸による漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『ダンダダン』。第11話では、新キャラクター・ジジ（円城寺仁）にまつわる新たな怪異のエピソードがスタート。さらに、謎の人体模型・太郎による“全力疾走シーン”がSNSで話題を呼んだ。

シュールすぎる！人体模型の全力ダッシュ

モモ（綾瀬桃）の幼なじみであり初恋相手であるジジは、不可解な現象に悩まされていた。引っ越し先の新しい家に違和感を覚えていたジジ。そして、ある日はっきりとジジの目の前に怪異が現れた。それから両親の体調が悪くなっていき、お祓いを頼んだ有名な霊媒師も5人中3人が自殺。最後のツテとしてモモの祖母・星子に頼ったのだ。

シリアスな事情を抱えつつも、イケメンな見た目と明るくチャラい性格のジジは学校ですぐに人気者に。ジジとモモの関係性に不安を感じたオカルン（高倉健）は、もう自分とは仲良くしてくれなくなるのでは……とモヤモヤした気持ちになる。

モヤモヤを吹き飛ばすため、またしても学校の目立たない場所で修業を始めるオカルン。そこに仲のよさそうなモモとジジが現れ、ついに諦めそうになる。すると、「諦めてたまるかー！」と叫ぶ太郎が全力疾走しながら登場する。

オカルンがなくしたタマと同じ金色のタマを太郎が持っているのを見たモモたちは、超能力と変身を駆使しながら太郎を必死に追いかける。バスや車をよけながら街を疾走する太郎とモモたちの姿は、まるでカーチェイスのようでハラハラしてしまう。

原作でも圧倒的な画力で描かれた追いかけっこシーンだが、アニメではより勢いと臨場感が増していた。太郎役を務める声優・杉田智和の“全力すぎる”叫び声も、ふき出してしまうような面白さがある。

モモの超能力の手にひっぱられた太郎は、一度バラバラに壊れてしまう。バラバラになった人体模型の描写がとても細かく、脳や眼球、臓器までひとつずつわかるほど。

実は、太郎は同じく人体模型の花を助け出すために走っていた。粗大ごみの山の中に花を見つけた太郎は、感動の再会を果たす。愛で結ばれた太郎と花の様子を見たオカルンは、2人を自分とモモに重ね、強い決意の表情を浮かべた。諦めずに全力で走る太郎を描くことで、オカルンが再び立ち上がる流れをつくっているのが見事だ。

全力疾走する太郎に対してSNSでは「もー、ぶっ飛びすぎてて作画大変そうだし、人体模型をバラバラにするという凄まじい視点をよく思いつくな！」「あのスピードで人体模型が走ってたらビビッて泣くわw」「人体模型に色恋について背中を押されるオカルン笑える」「人体模型太郎ダッシュトラウマ級」との声があがった。

『ダンダダン』第2期決定！

第11話についてSNSでは「めちゃくちゃ笑ったwwww」「今回も期待を裏切らない面白さ」「どこまでも突き抜ける作品」「シュールすぎる」「だめだ……笑いがこらえきれんwww」と反響を呼んだ。また、「2期発表あるかもな」「来週最終回つらみ～～～！」「断固として2期希望」という第2期を期待する声も。

視聴者の期待の声が届いたのか、最終回の直後に『ダンダダン』第2期が2025年7月より放送予定であることが発表された。少し間があくが、2024年秋アニメのなかでも特に大きな話題を呼んだ本作の第2期の発表に、喜びと待ちきれない気持ちでいっぱいになった人も多いのではないだろうか。

太郎のダイナミックな全力疾走シーンを描きつつ、バラバラになった人体模型の繊細な描写が光る第11話。作画でもさまざまな一面を見せて楽しませてくれるのが、『ダンダダン』の大きな魅力だ。

ダンダダン
ABEMAにて毎週木曜25時より無料放送
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
［番組URL］https://abema.tv/video/title/593-10
【(C)龍幸伸／集英社・ダンダダン製作委員会】

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ライター：まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X（旧Twitter）：@kaku_magari