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『9月病』実際に退職者は増えたのか?退職代行に“衝撃のウラ事情”を聞いてみた

  • 2024.9.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

夏季休暇、長期休暇が明け、本格的に仕事が始まる9月。忙しい毎日に身体や精神が疲弊してしまい、「5月病」ならぬ「9月病」になってしまう方も多いようです。数日休んで回復したらまだいいですが…時には、休職や退職してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、9月1日〜9日までの退職状況について、退職代行サービスの一つであるモームリ(@momuri0201)さんに詳しく伺ってみることに。その結果、驚くべきことが明らかになりました…!

依頼数は昨年の2倍以上!?

TRILLでは今回、モームリさんに9月の退職代行の依頼数に関する昨対比のデータをいただきました。

すると、9月1日は8人(2024年)に対し28人(2023年)と、昨年の方が20人多い結果に。ただ、この日は日曜日だったため、昨年よりも依頼数が少なかったのかもしれません。

そして、9月2日になると状況が一変!なんと、154人(2024年)に対し10人(2023年)と、今年の方が144人も多かったそうなんです。

その後も、9月3日は59人(2024年)に対し31人(2023年)、9月5日は59人(2024年)に対し31人(2023年)というように、全体的に今年の方が依頼数が多い傾向に。

そして、9月9日は123人(2024年)に対し5人(2023年)と再び跳ね上がったのだそう。結果として、9月1日〜9日までの依頼数の合計は533人(2024年)に対し221人(2023年)と、前年比312人増という衝撃のデータが出たそうです。

新卒の依頼数も微増

モームリさんのデータによると、上記の中で新卒の方々の依頼数は51人(2024年)に対し30人(2023年)と、昨年よりも少し増えていたのだそう。全体の約1割を占めており、非常に高いことがわかります。

退職を希望する理由は?

退職を希望する理由は人によってさまざま。ポジティブなものもあればネガティブなものもあるでしょう。

今回は、全体の中から「9月病」の特徴が出ている理由のみ教えていただきました。

眠れない→15名
②やる気が出ない→8名
③気分が落ち込む→4名

結果として、「9月病」の特徴が現れている理由は27名だったそうです。しかし、こちらは9月9日時点のデータのため、今後「9月病」を理由に退職を希望する方々が増える可能性もあるでしょう。

依頼に共通点はあるの?

モームリさんによると、夏季休暇や長期休暇が明けてからの依頼には共通点が見られるのだそう。

それは、「連休明けの月曜日は依頼数が大幅に伸びる傾向」にあるということ。実際に、

・GW明けの5/7→173名
・お盆明けの8/19→175名

というデータもあるのだとか。今回のデータに関しても、9月2日(月曜日)は154人、9月9日(月曜日)は123人というように、依頼数が増えていることがわかります。

「9月病」の影響は大いにあり得る

モームリさんによると、9月の利用者は8月よりも増加しているため、やはり「9月病」の傾向が見られるとのこと。

なお、依頼された方々に関しては、9月2日の月曜日は154名、先週の月曜日に126名の退職を確定させているのだそう。非常に達成率が高く、安心してお願いすることができそうです。

「9月病」だと感じたら病院へ

夏季休暇、長期休暇を終え9月になってから、「あれ、なんだか疲れが取れない…」「ずっと気持ちが晴れなくて…」と悩んでいる方は、もしかしたら「9月病」になっている可能性があります。「9月病」は退職代行を利用する方々の中でも増えている傾向にあるため、早期に対応した方がいいかもしれません。

もし心当たりのある方は、深刻化してしまう前に一度病院を受診してみてはいかがでしょうか?



取材協力:退職代行モームリ(@momuri0201)さん/(公式Webサイト