何もやる気がせず、体も重い感じがしてしまうことはありませんか。気持ちが上がらず、なんとなく沈んでいるような感じがするのは心地よいものではありません。できれば、早めに気持ちを上げたいと思うのではないでしょうか。では、あなたの“気持ちが上がらない時にやるとよいこと”を探ってみましょう。
図形が何に見えますか?直感でお答えください。
1.本
2.チャック
3.付箋
4.ズボン
1.本に見えた人は「休む」
図形が本に見えた人は、気持ちが上がらない時には、休むとよいかもしれません。あなたは意識的に休もうとしないと、常に動き回ってしまい、なかなか休むことができないのではないでしょうか。せっかく休みを取っても、家の中のあれこれが気になってしまい、気づけば動き回って夜を迎えてしまうことがあるかもしれません。
このタイプの人は、責任感が強くしっかり者な性格をしていそうです。家が散らかっていると落ち着かず、家族に「片付けて」と言いつつも、自分でせっせと動いてしまうようなところがあるのではないでしょうか。自分が散らかしたものではないものを片付けているので、イライラしながら動いていることが多いかもしれません。
おそらく疲れが溜まってしまって気持ちが沈んでいますので、今は休むことを優先するとよさそうです。明日できることは明日やる、今やらなくてもよいことは今はやらないという考えをしっかりと持って、とにかく一日好きに過ごしてみてはいかがでしょうか。食事なども一日くらい不摂生をしても、特に問題はないはずです。
2.チャックに見えた人は「上がらない原因を探してみる」
図形がチャックに見えた人は、気持ちが上がらない時には、上がらない原因を探してみるとよいかもしれません。あなたは気持ちが上がらない時、自分がなぜ沈んでいるのかわかっていないことが多いのではないでしょうか。上がらない原因がわかれば、ちょっとした工夫をするだけで気持ちが上がりそうです。
このタイプの人は、のんびり屋でおっとりとした性格をしていそうです。全般的にぼんやりとしたまま生きているため、自分自身のことであっても気づくことが遅れがちなのではないでしょうか。今日はなぜだか仕事に行きたくないとか、家事をする気になれないということはわかっても、それが「なぜか」はわからないままのことが多いようです。
そういう時に、その沈んだ気持ちをそのまま引きずるのではなく、なんでそうなっているのかをもう一歩踏み込んで考えてみるとよいかもしれません。そうすると、何か嫌なことが控えていたり、傷つくことを言われた後だったりということに気づくことができるでしょう。原因がわかれば、それだけで少し気持ちが上がりますし、対処のしようもあるはずです。
3.付箋に見えた人は「ご褒美を用意する」
図形が付箋に見えた人は、気持ちが上がらない時には、ご褒美を用意するとよいかもしれません。あなたはおそらく、気持ちが上がらない時、その原因にきちんと気づいているはずです。ただ、その原因を解消する術を持っていない時に気持ちが沈んでしまうのではないでしょうか。そういう時に、ご褒美を用意することで、少し気持ちが上がりやすくなりそうです。
このタイプの人は、冷静で気持ちの切り替えも早い性格をしていそうです。建設的に考える力がありますので、自分でもよくわからないまま気持ちが沈むということはないでしょう。そういう人ですので、気持ちが上がらないのは、かなり重いことを抱えている時なのではないでしょうか。
そういう時は、ご褒美を少し先に用意して、それを楽しみに頑張るという方法がよさそうです。長く重いことを抱えなければならないのであれば、要所要所にご褒美を用意しておくことで根気強く頑張っていけそうです。ご褒美を考えることだけでも、あなたの気持ちを少し上げるのに役立ってくれるのではないでしょうか。
4.ズボンに見えた人は「体を動かす」
図形がズボンに見えた人は、気持ちが上がらない時には、体を動かすとよいかもしれません。あなたは気持ちが上がらない時に、あれこれと考えを巡らせてしまい、余計に気持ちが沈みがちなのではないでしょうか。答えのないことをぐるぐると考え、常に気持ちが張り詰めたような状態を作ってしまっているようです。
このタイプの人は、生真面目で思慮深い性格をしていそうです。些細なことであっても、気持ちに引っ掛かれば、一晩中考えてしまい、なかなか寝付けなくなることも多いでしょう。そして考えれば考えるほどドツボにハマり、抜け出せなくなりがちかもしれません。自分でも考えない方がよいことはわかっているのに、考えることをやめることが難しいのではないでしょうか。
そういう時は、体を動かすことで、考えを止めることができそうです。普段、あまり体を動かす習慣のない人でも、ウォーキングやサイクリングならできるのではないでしょうか。最初は体を動かしても考えてばかりになってしまうかもしれませんが、だんだん黙々と体を動かす方にシフトしていけるでしょう。体が疲れたと感じる頃には気持ちも自然と上がっているのではないでしょうか。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。