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朝ドラ『虎に翼』が描く朝鮮人差別 視聴者が“くぎづけ”になったシーンを分析【第18週ダイジェスト】 

  • 2024.8.9
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(C)SANKEI

「虎に翼」は、2024年4月1日から放送されているNHKの連続テレビ小説です。このドラマは、日本で初めて女性として弁護士、判事、裁判所長を務めた三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリーです。

今回は、8月3日(土)放送「虎に翼」18週目ダイジェスト版から、視聴者の「注目度」いわゆる最も注視されていたシーンがどこだったのかをネットの声と共にご紹介いたします。

「注目度」とはテレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けた人の割合を表す指標です。

これはテレビ画面を注視していたかどうかがわかる視聴データを独自に取得・分析するREVISIO(リビジオ)のデータから判断したもの。例えば「視聴率」ではテレビのスイッチがついているかどうかで判断されますが、「注目度」ではユーザーがテレビを注視しているかどうかで判断しているため、「本当にユーザーに見られている番組」が分かります!(出典:REVISIO Inc.

第18週目ダイジェスト版のあらすじ

戦後、未だ朝鮮人を差別する言動が散見される世相の中、寅子(伊藤沙莉)は朝鮮人青年が被告となっている放火・詐欺事件を担当する。公判で証拠として提出された被告の手紙の翻訳文を読んだ寅子たちは、被告が書いたその内容に、なにか違和感を感じる。法廷に提出された手紙の朝鮮語原文を、学友の香子(ハ・ヨンス)に再翻訳してもらったところ、証拠に相当する手紙の箇所が朝鮮語ならではの表現ゆえに誤訳されていた事に気づく。(出典:NHK連続テレビ小説「虎に翼」公式ホームページ)

『虎に翼』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

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出典元:REVISIO(リビジオ)調べ

8月3日(土)放送「虎に翼」18週目ダイジェスト版で最も「注目度」が高かったシーン:8時8分 68.6%

どんなシーンだったのか?

「お二人はどうしてご結婚できたんか、教えていただけねーでしょうか」

今回最も視聴者をくぎづけにしたのは、8時8分のこのシーン。交際していた彼が「朝鮮人だから」という理由で、親に婚約破棄させられた小野。汐見夫妻に向けて、涙ながらに問いかけたシーンに心打たれた視聴者も多いのではないでしょうか。その質問に対する妻・香淑(ヒャンスク)の答えはこうでした。

「好きになった相手が日本人だった。それだけ」

「それだけ」という念を押す様な言葉に胸が締め付けられような思いになります。

ネットでの声

この回答に対して、ネットでは様々な意見が飛び交いました。

「覚悟が違う」「本当に優しい」という肯定的なものから、「そういう回答が聞きたいんじゃない」「答えになっていない」という厳しい意見も見られました。婚約破棄という過去の自分の選択にずっと苦しんできた小野だからこそ、このような疑問を抱き、それを苦しみながらも正直にぶつけてしまったシーン。見方が変われば意見が変わるように、このシーンに対して思うことはネットでも様々あったようです。

このシーンの終わりとしては、「僕もです。だから小野さんも正直に」と伝えられた小野が「ありがとうございます」と涙ながらに頭を下げるシーンで終わっています。自分が小野と同じ立場だったなら、汐見夫妻と同じ立場だったなら…。ついそう考えてしまいたくなる程緊迫した場面であり、俳優さんたちの名演技にも目が離せない名場面でした。

19週目の予告

戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う寅子(伊藤沙莉)。寅子からよりどころをたくさん作ったほうがいいと勧められた稲(田中真弓)は喫茶ライトハウスで常連のお客さんと新しい関係を築き始める。そのころ、新潟市内では寅子のよく知る人物が補導される事件が起きていた。

まとめ

今回は第18週で最も注目度の高いシーンについてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?

戦時中の朝鮮人と日本人という国籍を超えた結婚。自分の過去を後悔しずっと苦しんでいる一人の女性。正解など存在しない世界だからこそ、更にくぎ付けとなって見てしまうのでしょう。これからのドラマの行く先がますます気になる1話となりました。