夕立は夏の風物詩ですが、近年は雨量が多すぎて甚大な水害を招くことがあります。短時間で局地的に降るゲリラ豪雨や台風の雨に、私たちはどう備えればいいのでしょうか。
今回は、危険をはらんだ豪雨について、警視庁警備部災害対策課公式X(@MPD_bousai)が2024年8月にX(旧Twitter)へ投稿して話題になった「豪雨のときの注意点」について紹介します。
いったいどんなことに気をつけるべきなのでしょうか?
さっそくチェックしてみましょう!
『突然の豪雨』ここだけは気をつけて! 警視庁が教える注意点とは?!
突然の豪雨。膝下の冠水でも危険です。蓋の開いたマンホールや倒れた自転車等が隠れているので、傘等で足元を探りながら進みましょう。長靴より運動靴の方が紐をしっかり結べば脱げにくいです。車両は、縁石が沈み込んだ道路は迂回し、側溝に詰まったゴミを急に取り除くと水圧で吸い込まれるので注意を pic.twitter.com/ZJ4JJUU0KY
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 23, 2024
豪雨が降ると、場所によってはたちまち冠水します。逃げる間もなく膝下まで冠水することがありますが、「まだ歩ける」という油断は禁物!以下のことを心がけましょう。
- 長靴より運動靴をはき、紐をしっかり結ぶ
- 傘で足元を探りながら進む
- 道路の縁石や側溝に近づかない
天気予報で豪雨になると知ったら、長靴で外出しようと考える人は少なくないかもしれません。しかし、長靴は歩きにくくて咄嗟のときの避難行動に支障が出るおそれがあります。運動靴を選び、紐をしっかり結んで脱げないようにしましょう。
歩くときは、雨水の濁りで足元が不透明になっているから要注意。冠水によってマンホールの蓋が開いてしまっているかもしれないので、傘の先端でコツコツと突いて確認しながら歩きましょう。倒れた自転車など、水の中に思わぬ障害物が隠れている可能性もあります。
続いては車の運転時の注意点。車道の縁石が沈んでいたら危険水位のサインなので、その道は迂回してください。
また、冠水をどうにかするために側溝に詰まったゴミを取り除きたくなりますが、急激な水圧の変化が起こり、引き込まれてしまう可能性があります。安易な決断をせず、自治体等に連絡して対応してもらいましょう。
こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。
水圧こわっ!
水流の勢いはバカに出来ません。水位は膝下までが限界で、それ以上になると転んだら起き上がれず水難事故になる場合があります。水位が膝下に来たら避難しましょう。
豪雨に襲われたら油断せず、早めの避難が肝心
豪雨のときの水流や水圧には想像以上の威力があることがわかりましたね。突然の豪雨に襲われても慌てずに、注意点を思い出しながら、いち早く安全な場所へと避難しましょう。
出典:警視庁警備部災害対策課公式X(https://x.com/MPD_bousai/status/1826851358693032236)(参照 2024-08-27)