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「エコバッグ、使い回さないで」 農水省からの注意喚起にヒエッ

  • 2024.8.23
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

今日では、買い物をする上でマストアイテムと言えるくらいに定着した「エコバッグ」。様々なメーカーから販売されており、デザインもカラーも多種多様ですよね。コンパクトに畳めるものも多く、外出する際はカバンやポーチなどに入れて携帯している方も多いと思います。

さて、そんなお役立ちアイテムであるエコバッグに、“思わぬ危険性”が潜んでいることはご存知でしょうか?もしかしたら、エコバッグが原因で“病気になる”可能性もあるのだそう…。

そこで今回は、“エコバッグの適切な使い方”をお伝えします!

エコバッグが食中毒の原因に!?

2020年7月に実施された「レジ袋有料化」により、全国でプラスチック製買物袋が有料になりました。1枚3円や5円など、値段は決して高くないものの、「塵も積もれば山となる」というように、積み重なれば出費も嵩んでしまいます。

その悩みを解決してくれたのがエコバッグ。購入したものを収納するのに便利な上、使い回せるためとってもエコですよね。しかし、この“使い回し”がリスクにつながるそうなんです。

農林水産省は、「目につく汚れやニオイがなくても、知らぬ間に肉や魚の汁、野菜の土が、エコバッグに付着することがあります」と指摘した上で、「そのままにして使い続けると、食中毒菌が増殖してしまい、新たに購入した食品に菌が付着してしまいます」と注意喚起しています。

レジ袋代を浮かせるはずが、食中毒になり高額な治療費を支払うハメに…なんてことになったら目も当てられませんよね。

日頃から気をつけて!エコバッグ使用上の注意点

農林水産省は、「エコバッグを清潔に使うための日頃から気を付けたいポイント」として、下記の5つを挙げています。

1.エコバッグは定期的に洗いましょう。(頻繁に買い物に使うのであれば、乾きやすいポリエステルなどの素材のものを選ぶと良いでしょう)。
2.肉、魚、野菜ポリ袋に入れましょう。
3.肉、魚、冷蔵・冷凍食品などの冷たい物は、まとめて入れて、温かいものと、密着しないように入れましょう。
4.食品と日用品を入れるエコバッグを区別しましょう。
5.食品を入れたエコバッグの持ち運びは、短時間にしましょう。

筆者も自分の使い方を振り返ってみましたが、そもそも1つ目からあまり取り組んでいませんでした。2つ目、3つ目は意識していたものの、4つ目に関しては全然ダメ。食品、日用品を区別せず、同じエコバッグに入れていました。今まで食中毒にならずに済んでいたのは、もしかしたら幸運だったのかもしれません…。

みなさんも、この機会にご自身のエコバッグの使い方を振り返ってみてはいかがでしょうか?

エコバッグを正しく使おう!

エコバッグはとても便利なアイテムですが、私たちが使い方を誤ると、思わぬリスクが生じてしまうかもしれません。特に、夏は気温が高いことも影響し、食中毒のリスクが高まります。農林水産省が指摘するポイントをしっかり守り、エコバッグを正しく使っていきましょう!

出典:経済産業省(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)(参照 2024-08-22)
出典:農林水産省「賢く楽しくお買い物!~エコバッグでも食中毒予防~」(https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/ecobag.html)(参照 2024-08-22)