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「iPhoneがウイルス感染したかも…?」→自力で確認する方法と対処法5選

  • 2024.8.25
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写真:PIXTA

iPhoneはウイルスに感染しないといわれていましたが、現在はiPhoneをターゲットにしたウイルスも存在し、無縁とはいえません。ウイルスに感染してしまうと、個人情報が盗まれるだけでなく、最悪端末自体を乗っ取られてしまうこともあります。そこで今回は、不正なアプリやフィッシング詐欺を通じて感染するといわれるウイルス対策について解説したいと思います!

なぜウイルスに感染するの?

一般的にiPhoneは、Androidに比べてウイルスに感染しにくいと言われていましたが、近年はiPhoneを狙ったウイルスも多く発見されており、決して安全ではありません。主な感染経路は、以下の通りです。

[iPhoneのウイルス感染経路]
・App Store以外からのアプリインストール
App Store以外からアプリをインストールすると、悪意のあるコードが含まれている可能性があります。

・フィッシング詐欺
偽のウェブサイトに誘導し、個人情報を入力すると感染するケースがあります。

・フリーWi-Fiの利用
公共のWi-Fiなど、セキュリティが不十分なネットワークに接続することで感染する可能性があります。

ウイルスに感染するとどうなるの?

ウイルスに感染すると、iPhoneにはさまざまな症状が現れます。バッテリーの消耗や故障と似たような症状のため見逃されがちですが、ウイルスの感染も疑ったほうがいいでしょう。

[iPhoneがウイルスに感染したときの主な症状]
・操作をしていないのに勝手に動く
・iPhoneの動作が重くなる
・バッテリーの消耗が激しい
・勝手に再起動を繰り返す
・警告メッセージが頻繁にポップアップが表示される
・データ通信量が異常に増える
・画面がフリーズする
・広告が頻繁に表示される
・身に覚えのないアプリがインストールされている
・カメラ・マイクが勝手に起動する

これらはほんの一部で、複数の症状が報告されています。再起動しても改善しないようなら、別の手段で対処する必要があります。

ウイルスに感染していないかチェックする

iPhoneにはウイルスに感染していないかを確認する方法がいくつかあります。「ウイルスに感染してます!」と通知があるわけではないので、iPhoneから判断する必要があります。

1|覚えのないアプリやプロファイルがインストールされているかチェックする

知らない間に不正に遠隔操作されている可能性があります。身に覚えのない通知やポップアップに注目してください。

2|知らない間に違う画面が表示されていないかチェックする

勝手に再起動を繰り返す場合は、ウイルスの感染が疑われます。ユーザーが5分程度触っていないときや、就寝中の夜間を中心に操作する傾向にあるので、スキを見計らってiPhoneの画面を確認してみてください。

3|iPhoneの動作やバッテリー残量をチェックする

バッテリーの減りが早い場合は、ウイルスに感染している可能性があります。バッテリーの状態をこまめに確認するといいでしょう。

[バッテリーの状態を確認する方法:その1]
1.[設定]から「バッテリー」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「バッテリーの状態と充電」をタップ

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画像:筆者撮影

3.バッテリーの容量や修理が必要かなどの情報が表示される

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画像:筆者撮影

ウイルスに感染している恐れがある場合は、上記の画面に「バッテリーの状態を判定できません、お使いのバッテリーは著しく劣化しています」といった表示されます。

[バッテリーの状態を確認する方法:その2]
1.[設定]から「バッテリー」をタップ

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画像:筆者撮影

2.アプリ毎のバッテリー使用状況を確認

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画像:筆者撮影

バッテリーの使用状況がアプリ毎に表示されます。見覚えのないアプリのバッテリー使用状況が多い場合はウイルス感染を疑いましょう。

4|「ウイルスに感染しています」とポップアップが表示されていないかチェックする

iPhoneを使っていると、急に「ウイルスに感染しています」「修復するためには指示に従ってください」といったポップアップが表示されることがあります。しかし、これらの通知はフィンシングサイトに誘導するためのニセモノの通知の可能性があります。

さらに、これらの警告文の特徴は不安を煽る傾向があります。iPhoneはいたずらにユーザーの不安を煽らないので、自己判断せずに、Webサイトで調べるなど状況を正確に判断するといいでしょう。

ウイルスに感染したときの対処方法は?

万が一、ウイルスに感染してしまったときの対処方法を紹介しますが、実は有効な対処方法はありません。解決できればラッキーです。

1|疑わしいアプリを削除する

最近インストールしたアプリや、普段使わないアプリを中心に、怪しいアプリを全て削除しましょう。

2|iPhoneを再起動する

iPhoneを一度再起動することで、一時的な不具合が解消されるかもしれません。

3|iOSを最新バージョンにアップデート

iOSを最新することでセキュリティが向上し、多くのウイルスに対応できます。

4|セキュリティ対策アプリの導入

セキュリティ対策アプリをインストールすることで、ウイルスを削除できるかもしれません。また、フィッシング詐欺対策機能を搭載しているものがあります。

5|iPhoneを初期化

これらの対処法で改善されない場合は、iPhoneを初期化しましょう。バックアップを忘れずに。

iPhoneもウイルスに感染することを忘れずに

今回は、iPhoneがウイルスに感染してしまった場合の対処法について紹介しました。悪意のある攻撃から身を守るのは困難ですが、日頃から注意を払って安全なiPhoneライフを送りましょう!


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

※写真はイメージです