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読書が楽しいバスルーム。ひらめきを誘うバスタブ【本のある居場所づくり】

  • 2024.7.31

 

おうちでの時間を浪費ではなく、こよなく豊かな気持ちにさせてくれる「本を読む」こと。 ならばそのための居場所を、家のあちこちにつくってみる。チャーミングな道具や小物、その場所で読みたいおすすめの本とあわせて、知的好奇心とときめきを。

 

 

Place: Bathroom

いつか自分のお風呂部屋を作りたい。バスタブにつかり、日がなのんべんだらりと過ごしたい。そんな時、頭はぼんやりとしていても、意外と思考は働いているもの。そこで手に取りたいのは、思いがけない気づき、ひらめきを誘ってくれる哲学や思想の本。濡れないように蓋つきのバケツに数冊入れ、取り出してはブックスタンドに装着。パラパラとめくっては拾い読みし、ひととき思い耽るのが正しい読書法。水分補給も忘れずに。

 

読書が楽しいバスルーム。ひらめきを誘うバスタブ【本のある居場所づくり】
出典 FUDGE.jp

✔︎Recommend Book
差別って何?本当に感じてはいけないもの? そんな他者に対する否定的感情の本質を解いた渾身の一冊。心の後ろ側にある、繊細な感情があぶり出されるよう。『差別感情 の哲学』中島義道(講談社)

 

 

読書が楽しいバスルーム。ひらめきを誘うバスタブ【本のある居場所づくり】
出典 FUDGE.jp

✔︎Recommend Book
新聞に連載されていた人生相談を回答者本人が掘り下げ、ある時は否定しつつ全力で答え直す姿勢に感動さえ覚える、ユニークなスタイルの本書。哲学書でこんなに胸がアツくなるなんて!『人生相談を哲学する』森岡正博(生きのびるブックス)

 

 

読書が楽しいバスルーム。ひらめきを誘うバスタブ【本のある居場所づくり】
出典 FUDGE.jp

✔︎Recommend Book
社会学者である著者が日常生活で出会ったエピソードの数々。生きている中で漫然と感じる切なさや愛おしさ、言葉にならない感情の断片に、こよなく胸が締め付けられる。『断片的なものの社会学』岸 政彦(朝日出版社)

 

 

onKuL vol.17(2022年10月売号)より。

photograph : Kengo Shimizu
styling : Mariko Nakazato
edit : Mitsuharu Yamamura[BOOKLUCK]
re-edit:onKuL

 

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