タイのローカルフードを極める！ 地元民おすすめの食べ歩きリスト16選。

B級グルメの食べ歩きはタイの旅、最大の魅力。トムヤムクンやパッタイなど定番はもちろん、現地ならではの料理を地元っ子イチオシの店で！

Rice & Noodle

カオソーイข้าวซอย

もっちり麺に絡む、コク旨スープ。

タイ北部出身のメー（お母さん）が作る郷土料理。カウンターに並ぶおかずをご飯にのせてアレンジするぶっかけ飯も人気だが、ナンバーワンメニューがカレーヌードル「Khao Soi Gai」（120バーツ）。チェンマイ直送の平麺に、濃厚でピリ辛なカレーペーストのスープがよく絡む。上にのった揚げ麺の食感も楽しい。リーズナブルな価格も◎。

Hom Duan
ホーム・ドゥアン
Soi Ekkamai 2, Klongtan Nuea, Wattana
085-037-8916
ⒷEKKAMAI
営）8：00～20：00
休）日
www.facebook.com/homduaninbkk

クイッティアオก๋วยเตี๋ยว

あっさり米ヌードルは軽食にもぴったり！

クイッティアオは、主に米から作られた麺料理のことで、屋台でもよく見かけるメニュー。人気のあまり店を拡大したルン・ルアンでは、極細、幅広麺など6種類から麺を選べる。コショウが利いた透明の豚出汁スープは飲み干せるほどあっさりした味。魚のすり身や豚ミンチなどをのせた「ClearSoup Noodle」（Sサイズ・60バーツ）

Rung Reung Noodle Shop
ルン・ルアン・ヌードル・ショップ
10/3 Soi Sukhumvit 26, Khlongtan,Khlongtoei
090-223-2813
ⒷPHROM PHONG
営）8：00～17：00 ※売り切れ次第終了 無休
www.facebook.com/rungreungnoodles26

ジョークโจ๊ก

創業65年以上の老舗で定番朝ごはんを。

朝ごはんのテッパンといえば粥。タイでは米の粒がなくなるほど煮込んだスープのようなスタイルが一般的だが、この店ではほどよく粒感を残した食感に。豚団子とネギ、ショウガの千切りを入れた「Congee with Pork Ball」（60バーツ）が定番で、お好みで塩漬け卵やピータン、揚げパンをトッピング。辛いだけでない、優しいタイ料理の味に癒やされる。

Jok Samyan Thonglo
ジョーク・サムヤーン・トンロー
351/3 Thonglo, Khlongtan Nuea, Wattana
063-495-5697
ⒷTHONG LO
営）6：00～13：00、17：00～22：00 無休
www.facebook.com/jok.3yan

マッサマンカレーแกงมัสมั่น

カレー専門店で発見! 世界一のメニュー。

CNNで「世界で最もおいしい食べ物」1位に選ばれたマッサマンカレー。カレー専門店のクルアでは、チリやココナッツミルクのほか、タマリンドソースや砂糖も入り、甘辛い中にピーナッツのコクが感じられ、後を引く味。辛さ控えめで食べやすい。なめらかな舌触りのジャガイモは名脇役だ。「ChickenMussamun」（100バーツ）、「Rice」（10バーツ）

Krua Aroy-Aroy
クルア・アロイ・アロイ
3/1 Pan Road, Yannawa, Bangrak
02-635-2365
ⒷSURASAK
営）10：00～17：00
休）水、祝日
www.facebook.com/kruaaroyaroy

カニ炒飯ข้าวผัดปู

ビブグルマンにも掲載、シーフード自慢の店。

タイ産のシーフードを使ったヤワラートの有名店。牡蠣の卵炒めと並ぶ人気メニューが「Fried Rice with Crab」（Sサイズ・100バーツ）。パラパラに炒めた米と、ふっくら肉厚なカニの身が好相性。中国文化が入り混じる国だけに中華料理の一種と言えるが、添えられたライムとナンプラーで酸味と塩味を加えると、たちまちタイ風味がアップ。

Nai Mong Hoi Thod
ナイ・モン・ホイ・トード
539 Phlapphlachai Road, Pomprap, Pomprap Sattruphai
089-773-3133
ⓂWAT MANGKON
営）10：30～19：00
休）月、火
www.facebook.com/hoithod539

ガパオผัดกะเพรา

唐辛子×タイバジルで爽やかな辛味を演出。

日本でも市民権を得ているガパオライス。本場の専門店では、肉の種類・部位から辛さまで、自由に選べるのがうれしい。同店のおすすめは嚙むほどに脂の甘味が滲み出る豚ミンチを使った「Minced Pork Stir Friedwith Fried Egg」（89バーツ）。フレッシュなタイバジルがふんだんに入り、口に入れた時、鼻から抜ける爽やかな香りがたまらない。

Baan Yok
バーン・ヨック
429 Sriwiang Road, Silom, Bangrak
086-399-6618
ⒷSAPHAN TAKSIN
営）9：30～19：00
休）第2、第3土曜
www.facebook.com/BaanYokBKK

バミーบะหมี่

卵麺のラーメンは、日本人好みの味。

クイッティアオ（麺料理）の一種で、バミーは卵入りの小麦粉麺を使ったタイ版ラーメン。創業60年以上を誇る同店では、麺からチャーシュー、ワンタンまですべて自家製。あっさりしたスープ入りの「Egg Noodles＋Prawn&Pork Wonton＋Roasted Pork」（60バーツ）のほか、汁なし麺もある。卓上の酢や砂糖で好みの味を追求して。

Bamee Kon Sae Lee
バミー・コン・セ・リー
1081 Sukhumvit Road, Klongtan Nuea,Wattana
02-381-8180
ⒷTHONG LO
営）6：30～23：00 無休
www.facebook.com/bameekonsaelee

パッタイผัดไทย

強火で炒めた、食感が楽しい麺。

アイコンサイアムなど、市内に6店舗あるティップサマイ。オリジナルのレトルト商品を販売するほどの人気店だ。看板メニューのパッタイ「Padthai with Shrimp Oil and Egg」（150バ―ツ）は、エビのオイルが味に奥行きを加え、むっちりとした米の平麺と、大ぶりなエビの食感も心地いい。卵で覆ったオムライスのような見た目も魅力的。

Thipsamai
ティップサマイ
313-315 Mahachai Road, Samranrat,Phranakhon
02-226-6666
ⓂSAM YOT
営）9：00～24：00
休）火
https://thipsamai.com

カオマンガイข้วมันไก่

鶏のおいしさを一品で存分に堪能。

夕方になると人だかりができるプロンポン駅下の屋台。スタイルはカジュアルながら、味は本格的。ブロイラーではなく放し飼いの鶏を使ったカオマンガイ「Chicken with Rice」（Sサイズ・50バーツ）は、しっとりした肉質で、鶏の濃い旨味がご飯にも染み込んでいる。豆豉ベースの唐辛子ソース、セットの鶏ガラスープと一緒にどうぞ。

Heng Heng Chicken Rice
ヘン・ヘン・チキン・ライス
622 Sukhumvit Road, Khlongtan, Khlongtoei
089-888-0282
ⒷPHROM PHONG
営）16：00～20：00
休）日

トムヤムクンต้มยำกุ้ง

秘密はエビ味噌！ビスクのような濃厚さ。

酸味と辛味の中に感じる、濃い旨味。バンランプーのトムヤムクン「Tom Yam Goong」（200バーツ）は、エビ味噌をたっぷり使うことで濃度をアップ。新鮮な手長エビに加え、タケノコのような食感のココナッツの芽が入り、具だくさん。濃厚でありながらすっきりとした後味は、レモングラスやコブミカンなどハーブが利いているからこそ。

Tom Yam Goong Banglamphu
トム・ヤム・クン・バンランプー
Front Parking Building, Soi Kraisi, Talatyot,Phranakhon
086-883-7676
ⓂSAM YOT駅から車で約8分
営）9：00～20：00
休）月

クンオップウンセンกุ้งอบวุ้นเส้น

中華テイストな海鮮メニューが充実。

タイで海鮮料理を楽しむなら、中華系の店がバリエーションも多くておすすめ。夜は予約でいっぱいになる同店は、エビのメニューが何十種類も！なかでも蒸し煮にした「Prawns with Glass Noodle in Roasted Pot」（Sサイズ・360バーツ）は、生簀から取り出したエビのおいしさもさることながら、エビとキノコの出汁が染み込んだ春雨が絶品。

Sornthong Pochana
ソントーン・ポーチャーナー
2829-2831 Rama IV Road, Khlongtan,Khlongtoei
02-258-0118
ⓂQUEEN SIRIKIT NATIONAL CONVENTION CENTRE
営）12：00～22：00 無休
※夜は要予約
＠sornthongrestaurant

クイジャップก๋วยจั๊บ

タイ版マカロニスープは、トッピングも絶品！

くるっと丸めたような米麺が特徴のクイジャップ「Kuay Jab」（Sサイズ・70バーツ）。スターアニスなどのスパイスを入れて煮込んだスープは、コショウが全体の味を引き締めている。具材は豚モツと、カリカリに揚げた皮付きの豚、ムーグロープ。具材のおいしさも評判で、ミシュランビブグルマンを獲得。朝から晩まで行列が絶えない。

Kuay Jab Nai Ek
クイ・ジャップ・ナイ・エーク
442 Soi Yaowarat 9, Yaowarat Road,Samphanthawong
02-226-4651
ⓂWAT MANGKON
営）8：00～24：00 無休

Dessert

タップティムグロープทับทิมกรอบ

キュートな見た目と優しい甘さが印象的。

日本ではなかなかお目にかかれないユニークなデザート。名前のとおりザクロ（タップティム）の実のような見た目だが、正体は赤いゼリーで包んだクワイの実。甘やかで香りのよいココナッツミルクとほっくりとしたクワイの実を氷と一緒に食べれば暑さもやわらぐ。「Red Ruby with Fresh Coconut Milk and Shaved Ice」45バーツ

Tub Tim Siam Thai Dessert
タップティム・サイアム・タイ・デザート
Section 1 Room 009-010, 10 Kamphengphet 2 Road, Chatuchak
099-782-4563
ⓂKAMPHAENG PHET
営）10：00～20：30
休）月～木
www.facebook.com/tubtimsiam.jj

ロティโรตี

もちもち生地がおいしさの鍵。

タイ版クレープともいえるデザートがロティ。厳選した小麦粉を使い、一枚一枚丁寧に焼き上げた生地は、もっちりとした食感。コンデンスミルクをかけて食べる定番の味「Roti with MilkSugar」（60バーツ）だけでなく、チキンや卵を挟んだものなど、おかず系のメニューも揃う。フランス大使館前という立地もあり、外国人からも評判だ。

Rotini
ロティーニー
Opposite Embassy of France, 26 Soi Charoenkrung 36, Bangrak
080-075-5070
ⒷSAPHAN TAKSIN
営）9：30～19：30
休）日
www.facebook.com/Rotini786

カノムクロックขนมครก

南国風味がする、ココナッツのタコ焼き?!

タコ焼き器のような鉄器で焼いたデザート「KhanomKrok」（10個入り・40バーツ）。同店には100年以上前から引き継がれてきたレシピがあり、ポイントは木の樹液を粉末状にしたチックを油代わりに使うこと。新鮮なココナッツミルクを主にした生地は、炭火で焼き上げ、外はカリカリ、中はとろりとした仕上がりに。自然な甘さが身上だ。

Khanom Krok Shell Chuan Chim Khun Noi Ban Mo
カノム・クロック・シェル・チュアン・チム・クン・ノイ・バン・モー
Banmo Road, Wangburaphaphirom, Phranakhon
084-222-6200
ⓂSAM YOT駅から車で約5分
営）18：00～22：30
休）月
www.facebook.com/profile.php?id=100057088376007

カオニャオ・マムアンข้าวเหนียวมะม่วง

完熟マンゴーは、ジューシーそのもの。

常に行列が絶えない超人気店。もち米を添えたマンゴーのデザート「Mango Sticky Rice」（125バーツ）は、甘酸っぱくジューシーで舌触りはシルキー。熟度を見極めたマンゴーはタイ産にこだわり、時期によって産地をセレクトしている。ココナッツミルクで炊いたもち米はほんのり塩気が利いていて、マンゴーの甘さを引き立ててくれる。

K.Panich
ゴー・パニット
431-433 Tanao Road, Sanchaophosua, Phranakhon
022-221-3554
ⓂSAM YOT
営）7：00～18：00
不定休
www.facebook.com/profile.php?id=100057233149235

 

●1タイバーツ=約4円（2024年7月現在）
●日本から電話をかける場合、タイの国番号66の後、市外局番の最初の0を取ります。タイ国内では掲載表記通りにかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⒷはBTSの駅、Ⓜは地下鉄の駅、Ⓢは国鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。
●商品・料理・サービスの価格は、表示価格とは別に消費税やサービスチャージがかかる店もあります。
●仏教の祝日は、アルコールの提供を控えたり休業になる店が多いためご注意ください。

＊「フィガロジャポン」2024年7月号より抜粋