アメリカ女子体操のシモーネ・バイルズ選手、ボサボサ髪を批判されて反論

毎日、熱い戦いが繰り広げられているパリ五輪。現地時間7月30日（火）に行われた体操女子の決勝ではアメリカが金メダルを獲得した。特に注目を集めていたのはエースのシモーネ・バイルズ選手。2016年のリオデジャネイロ大会で4つの金メダルを獲得したアメリカ体操チームのエース。でも前回の東京五輪ではメンタルヘルスの問題から個人総合の決勝戦を前に棄権、大きなニュースになった。今回のパリ五輪での演技に注目が集まっていたけれど、見事に復活。28日に行われた予選でも、迫力の演技を披露していた。

でも前回の棄権騒ぎ以来、何かとヘイターたちから非難されることの多いバイルズ選手。予選でもSNSに批判のコメントが浮上した。標的になったのは彼女の髪型。体操選手は演技の後も崩れないほど髪をしっかりまとめるのが定番だけれど、試合後のバイルズ選手の髪はゆるゆる。ヘイターからは「どうして彼女はていねいに髪をまとめないの？」「他の選手はきちんとしているのに彼女だけ寝起きみたいだ」というコメントが相次いだ。

バイルズ選手はこれにコメント。インスタグラムのストーリーに「私の髪型について何か言うのはやめて。ちゃんとやったけれどバスにはエアコンもついていないし、9万度くらいあるんだ」とちょっと盛りつつ反論、ハンディファンを持ったセルフィーを投稿した。「次に黒人の女の子の髪型について何か言いたくなったら、思いとどまって」とも。

ちなみにバイルズ選手は個人総合の決勝への出場も決めている。試合が行われるのは現地時間8月1日（木）。日本からも岸里奈選手と中村遥香選手が決勝に出場する。選手たちの華麗な演技を楽しみにしたい。