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ワイヤレスブラやノーブラで胸の下垂が加速も。ブラのワイヤーは必要?不要?

  • 2024.7.31

ブラにワイヤーは必要か、不必要か。この議論は昔からあるけれど、左右のワイヤーがナイロンの生地を突き破り、両胸を同時に刺したあの日から、イギリス版ウィメンズヘルスのエディター、エマ・グリットはワイヤレスブラ派になった。でも、着け心地を優先することで、胸の形が犠牲になるのは分かっていた。

でも、胸にとって一番よいのは、本当にワイヤー入りのブラなのだろうか? その真相を探るべく、イギリス版ウィメンズヘルスがブラと胸の専門家に話を聞いた。

ワイヤレスブラは普通のブラより優れている?

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ワイヤー入りのブラは構造上、ワイヤレスブラよりもフィット感とサポート力が高く、オシャレ着ではとくに胸の形をよく見せる。

そして、高級シェイプウェア&ランジェリーブランド『Anita UK』のミシェル・ダンカンによると、脇の下や横乳にワイヤーが刺さるのは、大抵ブラが胸に合っていないせい。

「ワイヤレスブラはワイヤーが胸に刺さらない分、着け心地がよいという声は多いです。でも、ワイヤーが胸に刺さるのは、サイズが合っていないからでしょう。とはいえ、どちらのタイプにもファンはいますし、ワイヤレスブラが着けていることを忘れるくらい胸をやさしく包み込み、サポートしてくれるのは確かですね」

ブラのサイズが分からない人は、ランジェリーショップで測ってもらって。ただし、バストサイズはホルモンとともに変わること、ブラのサイズはブランドによって異なることを忘れずに。

ブラにワイヤーは必要なのか?

どちらのタイプにも長所と短所があるけれど、なによりも大切なのはサポート力とフィット感。

「ブラが胸に合っていないと、いろいろな問題が起こります。ワイヤーが当たって痛かったり、胸がはみ出たり、胸の形が崩れたり、カップが浮いたり。これでは服もキレイに着られません」とダンカン。「ワイヤーがあってもなくても、ブラがフィットしていれば服のシルエットもキレイに見えるはずですよ」

ワイヤレスブラのサポート力は?

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ダンカンによると、ワイヤレスブラでも胸はしっかりサポートできる。もちろん可愛くて安いだけの三角ブラでは、歩くだけでも胸が揺れる。大事なのは、ブラの構造をチェックして、サポート力の高い一品を選ぶこと。

「サポート力は複数の機能が合わさって得られるものなので、高品質の素材を使っていること、不必要な縫い目がないこと、フロントパネル(正面から見てカップ以外の部分)が見えないこと、ストラップが調節可能で非伸縮性であること、カップサイズが大きい場合はアンダーベルトが広いことなどを確認しましょう。カップが2層になっていれば、胸の形がよくなります」

ブラを着けないと胸はどうなる?

美容形成外科医のポール・バンウェル医師によれば、ノーブラでいると胸の形が崩れてしまう。また、ブラのサポート力が足りないと胸が垂れてしまうので、しっかりフィットするブラを選ぶことが大切。

「ブラは若いうちから胸が垂れるのを防いでくれます。ブラを着けていれば、胸の結合組織が伸びにくくなりますから」とバンウェル医師。

「ロックダウンでブラを着けない女性が増え、そのトレンドがいまも続いていますが、ずっとノーブラでいるのはやめたほうがいいですね。ブラを着ければ、胸の皮膚やデリケートな結合組織が動いて伸びてしまうのを防げますから、胸が早々に垂れてくることもありません」

「ノーブラは胸の下垂の大きな要因です。皮膚は加齢とともに弾力性を失って薄くなり、重力の影響を受けやすくなります。また、下垂は加齢とともに進み、ランニングや強度の高い運動によって悪化します」

もしバストを垂らしたくないならば、ワイヤレス派の人もジムではサポート力の高いブラを着けた方が賢明。

ワイヤー入りブラの特徴は?

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ワイヤー入りのブラは、カップの底にワイヤーが縫い込まれており、左右の胸がハッキリ分かれる。サポート力が高いのでよい姿勢も保ちやすい。バストアップ効果も高いけれど、しっかりフィットさせないと胸が締めつけられて苦しい。

ワイヤー入りブラを着けるべき理由とは?

ワイヤー入りのブラは胸本来の形を整え、キレイに見せる。胸の組織を前に寄せて持ち上げてくれるため、丸みを帯びた可愛い形にできる。また、幅広のベルトとストラップが胸の重みを取り除いてくれるので、腰も痛くなりにくい。

最近ではノンワイヤーでもバストの形を整えてくれるブラが増えているので、ワイヤーの有無に関わらず、自分のバストに合った一枚を探してみよう。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

※この記事は、当初2022年に配信されたものを再編集しました。

Text: Emma Gritt Translation: Ai Igamoto

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