ジェネリックとびっこ？業スー『カペリンのキャビア（紅）』はししゃも魚卵だけど見た目も食感もほぼアレな感じ

業務スーパーはちょくちょく変なセンスのオリジナル食材を出してます。そのなかでも『カペリンのキャビア（紅）』は、ひねりすぎて逆に親しみやすくなってるような、独特のポジションの一品ですね。

カペリン＝カラフトシシャモの卵です。それをキャビア（チョウザメの卵）っぽく着色したシリーズ商品のひとつなのですが、赤く着色しているせいで普通のとびっこ（トビウオの卵）にしか見えないんですよね……。

『カペリンのキャビア（紅）』の価格・内容量は？

『カペリンのキャビア（紅）』は321円（税込、税抜298円）で販売中。内容量は75g。神戸物産が中国から輸入・販売するプライベートブランド品。

『カペリンのキャビア（黒）』（75g・321円）という姉妹品と同価格・同ボリュームです。そちらは「なんちゃってキャビア」の趣があるのですが、本品はなぜか赤色。レッドキャビア（フレンチキャビア。マスの卵）風ということなのでしょうか？

開封せずに冷蔵庫へ移し、1～2時間ほど置いて解凍しましょう。開封して全体がほぐれているようなら使ってOKです。

ちなみに業務スーパー公式の商品ページによると、カラフトシシャモはアイスランド産のものを使っているそうです（パッケージには記載なし）。ここは『カペリンのキャビア（黒）』と同様ですね。

見た目と食感はほぼとびっこです。小粒な魚卵がプチプチ弾ける気持ち良い歯ざわり。お味はあっさり優しめかな。ほのかな甘辛さが広がる味付けで、意外とクセのないタイプです。ジェネリックとびっこみたいな。

醤油漬けにしたとびっこのように味が強くはないので、どう使うかは悩むところ。やはりクラッカーとクリームチーズにのせるのが基本になるかと。ほのかな塩気がチーズの味を引き立ててくれます。

生ハムとあわせてもOK。スモーキーな香りに埋もれるかと思いきや、風味にも食感にも奥行きを足してくれる印象です。

正直言ってビジュアル以外は『カペリンのキャビア（黒）』とほぼ同じ。ただ、白米とあわせても違和感がない見た目は利点ですね。鶏卵と一緒に卵かけご飯にすると美味ですよ。

大葉（3枚）を千切りにしてご飯（お茶碗1杯）と混ぜ、鶏卵（1個）と本品（大さじ1程度）をのせたら、醤油を適量注いで完成。爽やかなしそごはんのアクセントになってくれます。

ネタっぽいという以上に、狙いがよく分からない商品ですけど、案外普通に使えます。姉妹品と迷ったら、とりあえず見た目の好みで選んでみてください。

『カペリンのキャビア（紅）』は100gあたり104kcal（炭水化物 11.1g、食塩相当量 2.8g）。全量は75gなので、ぜんぶ食べても78kcal。気にせず使っちゃいましょう。

ちなみに『カペリンのキャビア（黒）』より若干カロリー控えめになっています（そちらは75gで約80kcal）。