育児丸投げ夫「うちの子ってありがとうが言えないよな」に強烈な違和感。妻「なんで他人事なの？」

子育ては妻の仕事？ ではなく、夫婦で協力し合って行うことのはず。筆者の知人Aさんの夫は育児を丸投げにし、Aさんに対して信じられない一言を放つのだそうです。自分の子どものはずなのに、まるで他人事の困った夫がいたら、あなたならどうしますか？ Aさんから何があったのか話を聞きました。

育児に非協力的な夫

Aさんは小学3年生の息子を育てる母です。Aさんにとって初めての子育ては手探りでしたが、ここまで必死で息子を育ててきました。夫は仕事が忙しいこともあって、育児には協力的ではありません。

「俺、わかんないから」と言っておむつ替えもろくにせず、大きくなってからも子どもと2人きりで出かけたことは数えるほどしかありませんでした。

不満はあったもののAさんは夫の育児不参加を仕方ないと割り切り、その分自分が頑張ろうと意気込んで頑張ってきたのです。

夫の信じられない一言

ある日曜日、夫が休みで家族3人で家で過ごしていたときのこと。夫がAさんに向かってこんなことを言ってきました。

「息子ってありがとうが言えないよな」

Aさんは夫のこの発言に強烈な違和感を覚えました。まず、息子はAさんに対しては「ありがとう」がしっかり言える子です。どの場面を見てそう思ったのか、たまたま何かに夢中でお礼を言うのを忘れてしまっただけではないかと思いました。

どうして他人事なの？ 育児はあなたの仕事です

本当に息子が「ありがとう」が言えないと思ったのだとしたら、夫はAさんに言うのではなく直接息子に注意するべきです。

Aさんは夫に対し「どうして他人事なの？ ありがとうが言えないって思うならあなたも教える立場だよ」と伝えました。

夫はまるでピンと来ていない様子で「そういうのはお前の役目だろ」と言うだけです。Aさんは夫のこの態度に怒るよりも、頭を抱えてしまいました。

息子よりも夫の方が大問題

Aさんは夫が育児に非協力的なのは知っていましたが、これほどまでとは思っていませんでした。夫も親なのだから、何か問題が起きたときには子どものために動いてくれるだろうと思っていたのです。

「ありがとうが言えない」という問題を自ら感じたにもかかわらず、自分が教えてあげようとは思わずAさんに他人事のように伝えるだけ。

息子よりも、この夫とこれからも子育てをしていかなければならない方が大問題です。どうすれば夫が子どもに意識を向けてくれるのか、Aさんは頭を抱えているそうです。仕事が忙しいのはわかりますが、夫婦二人三脚で子育てできる状態を作って、予想外のトラブルにも夫婦で立ち向かえるようになれば、家族全員がより過ごしやすくなるのかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶