毛穴悩みから解放する、美容液感覚の泡洗顔。&Beauty キレイの理屈 〈ドクターケイ〉

美容皮膚科の専門家として、そしてビタミンＣ研究の先駆者として活躍していた亀山孝一郎医師が、その経験と情熱を注ぎ込んだスキンケアブランド〈ドクターケイ〉。30年以上に及ぶ臨床事例を経て辿り着いたのは、ビタミンＣをはじめとする各種ビタミンを組み合わせたオリジナル処方「カクテルビタミン」。これを土台に、ホームケアによって肌悩みを抱える多くの人を救ってきた。
そんな〈ドクターケイ〉より、夏の時季から急増する「毛穴」「ニキビ」「ざらつき」「ゴワつき」などの悩みを解決するアイテムとして、ビタミンをたっぷりと含んだ泡洗顔料「ABC-G ピールウォッシュ」が登場する。あらゆる肌悩みの原因のひとつである、皮脂の過剰分泌による角栓の詰まりと角質肥厚を、まるで美容液でケアするように整えることができる新発想の洗顔料だ。
洗浄成分として使われているのはマイルドなアミノ酸由来のもの。だが、その成分だけでは踏み込んだ角質ケアとはならないため、美容皮膚科オリジナルの工夫を施している。美容クリニックでは角栓や角質を柔らかくするためには、酸を用いたピーリング施術を行うのが一般的。そこで、この洗顔料にもグリコール酸という酸の一種を、肌への刺激を考慮した適切な濃度で配合している。また、＂レチビタ＂と名付けられたレチノール、ナイアシンアミド、ビタミンＣなどの各種ビタミン、白玉点滴にも使われている＂グルタチオン＂、角質細胞に潤いとハリを与えてくれる＂ヒト型セラミド＂など、美容液に含まれることの多い成分もバックアップしてくれるという仕組みだ。
2～4プッシュするとほんのりオレンジに色づいたもっちりとした泡が出てくるが、この色の正体はビタミンB12。弾力のある泡で顔全体を包み込み、少ししんなりとしてきたら優しく洗い流すだけで、つるんとした柔らかな肌触りに。皮脂や脂分が多いとより早くしんなりして、角質が硬すぎるとしばらく変化がないので、包み込む間は肌の状態を知るためにも目を閉じて、数秒待ってみてほしい。美容液ではないため、洗顔後の保湿は必要だが、泡に含まれた美肌成分を肌に馴染ませ洗い流す、という習慣を取り入れるだけで透明感が俄然違ってくるはず。角質ケア初心者も効果を実感しやすい商品として、注目している。

 公式サイト文／永富千晴
ながとみ・ちはる／美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。YouTubeチャンネル「永富千晴キレイの未来」も。

※この記事は、No. 129 2024年9月号「&Beauty」に掲載されたものです。